【こどもフジロック】広末涼子が語るこどもフジロック。子供たちが教えてくれた自然と音楽の贅沢な時間

今年、富士祭電子瓦版の中で子供と一緒にフジロックに参加するパパ・ママを応援する『こどもフジロック』という企画を立ち上げたんです。今年から中学生以下が無料になるということもありますし親子で参加してくれたらいいなと。
今日はその『こどもフジロック』を主導するドラミさんも来ていますが、広末さんはすでにママとしてお子さんと<フジロック>に参加されていますが、ママ視点での<フジロック>について、エピソードを聞かせていただいても良いですか?

そうですね。自分が行きたい! っていうのもあるけど、やっぱり子供たちがすごい楽しみにしていて。私が初年度にお友達がたくさん出来たのと同じように、子供たちも自然な形でお友達が出来るんですよね。同世代から年齢差があるお友達も出来たりするから親がべったりじゃなくていい。やっぱり音楽を通じて大人も子供も遊べる、感じることができる時間が特別だと思うので。それこそ子供たちから “名言”とかがいっぱい生まれるんです。自分も「最高だな」と思ってるんですけど。大人になると感じていることを言葉にしていなかったりするじゃないですか? そういう忘れているものを教えてもらう事がたくさんありますね。

なるほど、<フジロック>では子供たちから“名言”が生まれる、とは…!?

あぁ…(笑)、一昨年うちのお兄ちゃんはちょっと恥ずかしい年頃になっていて。でも面倒見がいいから他の子たちとも一緒にいたりして。真ん中の子は感じたことをすごく言葉にする年頃だったんです。<フジロック>にいる3日間に、周りの子たちとたくさん仲良くなって名前も覚えてもらって、色んな所に一緒に行って過ごして。それで、やっぱり帰る日になると寂しいんですよね、みんなと別れるのが。大人ってフジロックが終わった後に会わなくなるのが当たり前なんだけど、子供は3日連続遊んでいたのに、明日から会えないってすごい寂しいんですよね。特に次男は“別れ”っていうのに慣れていなかったし、とにかく寂しそうだったんです。でも、それをすでに経験している年上の小学生の子たちが「じゃあまた来年!」って声をかけてくれたんです。私これに「凄い!」 って感動して。来年会うのが当たり前だし「会えるよ」って自然に子供たちは思っているんですよね。だからなんの躊躇もなく「また来年!」って言ったのが本当に感動的でしたね。

素敵ですね。お子さんたちも寂しい気持ちだったけど「来年会えるんだ」って思ったら寂しさより、次の楽しみになりますもんね。

そうそう! 「また来年」も「また明日」も子供たちにとっては変わらないぐらい普通のことというか、次会える感覚があったら一緒なんだなって。

こういうエピソードってやっぱり、お子さんと一緒に行かないとわからないことですよね。

大人の世界で当たり前になっていることや常識が、子供の頃はそれが当たり前じゃなかったよな…と思い出させてくれたり。童心に返れることもそうですけど。気付かされますね〜。

お子さんたちと一緒にライブを観に行ったりもしますか?

はい。好きなアーティストさんがいたら頑張ってそのステージまで観に行ったりとか。夜でも頑張って起きていたり。うちのお兄ちゃんはハナレグミのタカシくん(ボーカル:永積タカシ)が大好きだから、結構夜遅くにタカシくんがライブをやったときに遅くまで起きていて、雨が降ってきてもカッパを着て頑張ってずっと待ってたりとか。でも、子供たちにしたらそんな遅い時間まで起きていられるってこと自体も特別ですよね! 家だと「寝なさい」と言われる時間なのに<フジロック>では限界まで遊べる。年齢で変わっていくと思いますけど、さすがに体も休めなきゃ、明日も遊ばなきゃだし! って、うまく自分で管理して調整できることも素晴らしいですしね。私がすっごく好きなエピソードがあって、子供と一緒にテントに入って皆で横になっている時に、ふと長男が…「寝ながら音楽が聴けるのって贅沢だね」って言ったんです(笑)。

かっこいい!小学生でその言葉が自然に出てくるってすごいですね。絶対モテますよ(笑)。お子さん自体が「贅沢」っていうのを環境で思えるって貴重ですね〜。テントなんかもお子さん自身で建てたりするんですか?

テントも、パパがそこはエキスパートなので(笑)。でも私は上2人とテントで泊まるときに、2人が怖いんじゃないかな…って不安に思ったこともあったんですが、まあ男の子っていうのもありますけど全く怖がることはなくて。アウトドア自体がワクワクで、しかも「贅沢だね」なんて言葉が出てきたぐらい、非日常の中での初めての体験を凄く楽しんでいましたよ。

ここで『こどもフジロック』を主導しているドラミさんが広末さんにお聞きたいことがあるようです。

ドラミ 「初めてお子さんを連れて行く人に、これを持っていったら便利だよとか、ココは気をつけたら良い、みたいなポイントがあれば教えて頂けますか?」

海外旅行に行くときも同じだと思うんですけど、フェスに子供と行くときは、まず一番に自分の欲を捨てる事が大事だと思います。これを聴きたいとか、ここに行きたいとか、これを絶対買いたい、とか自分のなかで決めちゃうと子供との時間を楽しめないので。だから下手したら音楽は二の次くらいに考えて、聴けたらラッキー! みたいな気持ちで行くとすっごくおおらかな気持ちで楽しめると思うんです。アレとコレに行きたいとか思うと、絶対時間に迫られちゃうし、子供の体調とか天候の変化で予定通りにいかないとイライラしてそれがストレスになっちゃうかもしれない。だから本当に、家族でキャンプに行くような感覚で、そこにかつ音楽が楽しめるんだ〜って気持ちで参加するのがベストだと思います。あとは持ち物は……、やっぱり天候が変わりやすいので、とにかく荷物が多くなるけど、そこをママもパパも頑張る(笑)。

荷物の準備は結構大変そうですね!

行って何かが足りないよりかは、重たい思いはするけれど、その方が安心ですよね。私も雨が降らなかった年には長靴もいらないし、カッパもいらないし、何でこんなに荷物持ってきたんだろう〜! って思いました。ビーチサンダルで全然大丈夫な時もあるので。でも色んなパターンがあってこそですね。ピーカン時のビーサン・夏使用の着替え、それと雨の長靴・カッパまわり、それと普通の夏日のスニーカー。三段階の天候に対応できるモノは全部持っていかなければならないので、荷物が多くなる事は覚悟しなければって思いますね。でも、それさえあれば現地では楽しめると思うので。お菓子やおもちゃを持っていかなければならないとかはなくて、逆にそれは何もいらないので。それと私が失敗したのが、初めての時は、やっぱり肌を出して虫にやられちゃいました…!

広末さんもヤマダニにやられちゃいました!?

暑いし、夏だし、やったー! みたいな気持ちで肌を出していて。なかなか普段が開放的に遊べることがないので…。でもそれは凄い初心者だって言われちゃいました(笑)。虫にやられるとやっぱり足がすごくかゆくて腫れるし。だから絶対レギンスのようなものを履いていかなきゃって思うようになりましたね。

特にピラミッド・ガーデンはエリア的にも開放的になるので、油断しちゃいますよね。普段でもアウトドアは頻繁にいきますか?

はい、他にもフェスに行ったり、田舎に帰ると川でキャンプしたりバーベキューしたり。やっぱり子供と遊ぶようになってアウトドアの機会が増えましたね。男の子っていうのもあって、そこからスタートという感覚です。私は妹がいて、姉妹として育ったのでやっていない遊びがたくさんあって。テントとかもそうだし、釣りもそうだし、虫取りもそうだし。知らない事だらけです。あとは1歳のお子さんとかは逆にお母さんの側にずっと居れるので逆に楽なんですけど、歩き出した年頃になると目を離せなくて大変だったり。でも<フジロック>はまわりにいる年上のお兄ちゃん、お姉ちゃんが面倒見が良いので助かってますね。

MG_1695 【こどもフジロック】広末涼子が語るこどもフジロック。子供たちが教えてくれた自然と音楽の贅沢な時間