<フジロック>開催まであと3日となりました。
【こどもフジロック’19】ではこれまでに14のコラムをご紹介してまいりました。

すべてのインタビューとコラムには、協力者たちをはじめとする多くの想いがたくさん詰まっています。その中でも、こどもフジロックが昨年から取り上げてきたテーマ「音が与える子どもの耳への影響」についてのコラムでは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのフロントマンである後藤正文さんが子どもの耳を守るためのツール・防音イヤーマフの重要性についてインタビュー取材に応じてくださったことで、これまで日本の音楽業界で語られることがほぼなかった子連れでフェスやライブに参加する人たちに対するアーティスト側の想いや願いを知り、伝えることができました。

そこで語られた音楽の楽しみ方の多様性について考え、許容しようとする後藤さんのスタンスからは、音楽に対する最大のリスペクトを感じましたし、多くの読者の方がSNS等を使って他の人と共有しようとしてくださったアクションによって、<フジロック>の枠を超え、音楽を愛する人たちと仕事として音楽に関わっている人たちにもこのインタビュー記事が届いたと受け止めています。ありがとうございました。

190723_kodomofuji_2 【こどもフジロック】からのメッセージ

また、お笑いコンビ・ハライチ、俳優など、多岐にわたりご活躍中の澤部佑さんはベテラン・フジロッカーとして、そして3児のパパとして、ご自身の夢だった“家族で参加するフジロックの醍醐味”を存分に語ってくださいましたし、<フジロック>常連バンドのひとつであるクラムボンのミトさんは「多分、フジロックは子どもを過ごさせるフェスの中では日本でナンバーワンのホスピタリティが整ってるフェスだと思います」と太鼓判を押してくれました。

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シリーズ「子連れフジロッカーズ・インタビュー」では関東勢の2組、神宮家と広瀬家にご登場いただき、昨年の台風の影響下での子連れキャンプ体験談や、<フジロック>経験値の高いシングルマザーの参加スタイルについてなどのお話をシェアしてくださいましたので初めて参加する方はぜひ参考になさってください。

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そして、これまで重ねてきた子連れ参加者との関わりも多い<フジロック>のスタッフ・インタビューでは、キッズランドのベビーテントを見守るボランタリー・ママーズと駄菓子屋さんをサポートする3人の話をお届けし、昨年に続きご登場いただいた保育界のカリスマ風雲児こと、りんごの木子どもクラブ代表の柴田愛子さんには、“親の本当の姿を見せる場”としての<フジロック>の持つ一面を深く語っていただきました。

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これからも私たちは、<フジロック>をはじめとする子連れで音楽フェスやイベントを楽しみたいと考えている人たちに向けた情報発信をしていきます。賛同してくださるアーティスト、スタッフ、そしてオーディエンスすべてを繋ぐコミュニティの場としてもっと身近に感じていただけるように、今年の<フジロック>開催期間中もこどもフジロック公式SNSを使って来場した子連れファミリーと楽しめる企画や現地でのお役立ち情報をお届けする予定です。また、現地で取材に協力してくださった方には「こどもフジロック特製ステッカー」をその場でプレゼント。苗場へ向かう前の今のうちにぜひフォローしてくださいね。

そして今年から、<フジロック>には「こどもフジロック GOODS SHOP」が場外オフィシャルグッズショップ岩盤テント横に新設されることになりました。忘れてしまったイヤーマフ、足りなくなった着替えなどの調達に役立つスポットとしてご利用ください。また、ゴミ捨て、シートやチェアの使用などの場内マナーやフジロックが来場者に発信し続けているメッセージが明記された公式サイトを一読してから苗場に向かうことをお願いします。

190723_kodomofuji_main9 【こどもフジロック】からのメッセージ

子どもにとって、そしてその子を引き受ける大人の皆さんが快適なフジロックになるように、助け合い、声をかけ合って、楽しい時間を過ごせるといいですね。では、苗場でお会いしましょう!

photo by Tsuneo Koga(後藤正文)、大石隼土(澤部佑)、横山マサト(ミト)、
神宮家、広瀬家、宇宙大使☆スター(ママーズ)
text and cover photo by 早乙女‘dorami’ゆうこ

こどもフジロックFacebook>では、フジロックに子連れで参加する人にとって役立つ情報の収集、発信、シェアを呼びかけ、皆で助け合い、子どもも大人もフジロックを思いっきり楽しもうという想いが活動のベースにあります。<こどもフジロックFacebook>では、役立ち情報のシェアを呼びかけています。子連れで不安に感じていることなどを、子連れ参加経験のある方は体験談をシェアしてください。