2008年に再結成されたサニーデイ・サービスや、G&G Miller Orchestraのゲストシンガー。そしてソロとしてのパフォーマンス等々、様々なスタイルで<フジロック>のステージに立ってきた曽我部恵一さん。今年は、昨年の秋に手に入れた『Jeep® Renegade Trailhawk』で苗場に向かうという。そこで今回、富士祭電子瓦版では「音楽×クルマ×フジロック」をテーマに取材を敢行!
40歳を過ぎて運転免許を取得。だからこそ発見できた、クルマを運転していたほうが研ぎ澄まされるという音楽に対する感覚。「脳のどこかが覚醒したっておかしくない」と語る曽我部さんに、苗場開催20周年を迎える<フジロック>に欠かせないドライブミュージックをたずねました。
Interview:曽我部恵一(サニーデイ・サービス)
「『Jeep® Renegade』を運転できたのは、僕にとって大きな刺激になっています。」
ーー今日見せていただいたのは、ご自身の『Jeep® Renegade Trailhawk』です。まず初めに、このクルマを手に入れた経緯から教えてください。
昨年、生まれて初めてクルマの免許を取ったんですよ。
ーーずっと運転免許をお持ちじゃなかった?
ええ。40歳になって数年経ってもなお。でも、ほぼ毎日教習所に通って、1カ月くらいで取れましたよ。意外に筋がよかったのかもしれない(笑)。で、免許を取得すれば自分のクルマが欲しくなるわけですけど、『Jeep® Renegade』は選んだのはほぼ直感です。これまでのJeep® にない、いい感じのポップさに惹かれました。特に、テールランプのバッテン印が好きです。あれって、古いJeep® についていた予備のガソリンタンクのデザインがモチーフなんですってね。そういう遊び心にもほだされました。いずれにせよ、旧車をのぞく現代のクルマで、僕には『Jeep® Renegade』以上にかわいいデザインのクルマが見つけられなかった。街角で止まっている『Jeep® Renegade』を見ると写真を撮ったりもしていました。
ーー曽我部さんの物選びは直感優先ですか?
そうですね。それを持っていたら楽しくなりそう、ワクワクできそう。そんな観点で決めます。逆に、本当は持っていなければならないのに、気持ちが上がらないという理由で買っていないものもけっこうあります。それじゃダメなんだろうけど(笑)。それから、『Jeep® Renegade』にはもうひとつ、運命的な出来事もありました。
ーー運命的?
昨年の秋口、偶然にもJeep® のウェブサイトのインタビューで、『Jeep® Renegade』に乗せてもらえる機会があったんです。4×4のTrailhawkで砂浜を運転したら、その力強い走りに“これがJeep® か! ”と感心しちゃって、それはつまり乗れってことなんだと悟りました。その取材のすぐ後にディーラーへ駆け込み、好きな赤のTrailhawkを契約。それ以来、どこへ行くにもこのクルマです。約半年で1万キロ以上走りました。
ーー助手席だけでなく運転席にも座るようになって、クルマの中で聞く音楽は変りましたか?
座席の位置に関わらず時代的な話をすると、以前は山のようにCDを積んで走っていました。手持ちに聞きたいアルバムがなかったら、移動前にタワレコへ寄るなんてこともしょっちゅうで。そう、クルマに合う曲合わない曲というのもありますね。すごく好きな音楽でもハマらなかったり、普段は何とも思わない作品が最高だと感じたり。およそ高尚なものは合わないみたいです。ジョン・レノンのソロのような真面目な曲とか。意外に合うのが古いR&B、たとえばストリングスが入ったスタイリスティックス(The Stylistics)とか。家ではほとんど聴かないんですけどね。
ーー『Jeep® Renegade』を運転するようになってからもCD山積みですか?
今はスマホです。検索すれば何でも聞けるでしょう。そこはもう時代的に便利なので。以前から自分の作品の音のチェックは車に乗ってしていましたが、ハンドルを握っているほうがジャッジが正確になりますね。
ーー一般的な感覚で言えば、運転に煩わされないほうが音楽を聴く集中力が高まる気がするのですが。
これは発見と言っていいかもしれませんが、僕はクルマを運転していたほうが音楽に対する感覚が研ぎ澄まされるようです。もちろん運転にも意識が向いた上で。ヴィンセント・ギャロ(Vincent Gallo)が発表したロードムービーか写真集で彼が言っていました。クルマは人類文明のピークそのものだと。自分でハンドルを握ってみたら、確かにクルマは、人間が産み出した最大最高のテクノロジーの集合体であることが実感できました。超自然的な存在じゃないですか。人間本来の力を超えた行為が可能になる点で。それなら脳のどこかが覚醒したっておかしくない。僕は、免許取り立てのドライバーが苦手とする首都高速の合流が好きなんですね。そこでは、国がつくった法律とクルマというテクノロジーを統合させる自分の感性が必要でしょ。うまく合流できたときには、何かもう本当に超人類的なものを感じます。強いて言えば、アイアンマンのパワードスーツを着た感じかな。
ーーそこまでのものを感じたんですね。
そこまでのものを感じてしまうのは、大人になって免許を取ったからだと思いますよ。だから40歳を過ぎて『Jeep® Renegade』を運転できたのは、僕にとって大きな刺激になっています。
ーーどこにでも『Jeep® Renegade』を走らせるということなので、今年の<フジロック>にもご自身の運転で向かいますか?
はい。Jeep® のフジロック・デビューです。
ーー車中で聴く音楽は決まっていますか?
今年はスケジュールの都合で、自分が出演する初日しか現地にいられなくて、僕が好きなアーティストは2日目以降に結構出るんです。ボブ・ディランやスクリレックス(Skrillex)……。だから彼らの作品を聴きながら運転します。実に悔しいことですが。帰りに温泉でも浸かってこようかな(笑)。
ーー曽我部さんと同じように、クルマで<フジロック>の会場に向かう音楽ファンも多いと思いますが、お勧めのドライブミュージックがあれば紹介してください。
<フジロック>も時代の流れに沿って変化していますが、本来はナチュラルな世界観に触れる機会でした。その原点へのリスペクトと、あの忌野清志郎が愛したフェスという意味合いで、清志郎さんがつくった<フジロック>のテーマ曲『田舎へ行こう! ~Going Up The Country~』を聴いてみてください。
ーー今年は苗場開催20周年という節目の年でもありますね。
僕にとって<フジロック>は、他のフェスとはまったく違う特別な場所です。そこに呼んでもらえると、音楽を続けていてよかったと心から思えるんです。なのでクルマで行く人は、まずはのんびりゆっくり清志郎さんを聴きながら向かってください。そして生のボブ・ディランを、僕の分まで思いっ切り楽しんでください(笑)。
text&interview by 田村十七男
photo by 大石隼土
今年もJeep® がフジロックをパトロール!オリジナルグッズがもらえるキャンペーンも!
今年もJeep® がパトロールカーとして会場内を巡回、来場者の車両トラブルがあった場合のサポートやレスキュー対応(※)を行う「Jeep® Parking Rescue」も実施予定。今回の曽我部恵一さんのインタビューでも登場した『Jeep® Renegade』もレスキューカーとして活躍します!
※レスキューの対象エリアは会場指定の「駐車場」のみとなります。
また、メインステージ(GREEN STAGE)すぐ横には毎年恒例Jeep® ブースを設置。アンケートに記入いただいた方や、各種SNSに投稿いただいた方に、毎年好評のJeep® フェイスタオルなどのオリジナルグッズがもらえるキャンペーンも実施予定!フジロック現地でそのまま使用できるフェイスタオルは、毎年列ができるほどの人気です! みなさんもぜひJeep® ブースに遊びに来てくださいね。
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