昨年のこどもフジロックのおさらい(過去記事ポイント紹介)
『フジロック場内の子ども向けスペース〜KIDSLAND〜』
子連れフジロックに必要なもののひとつに、まず情報収集があげられます。
言わば’フジロック攻略’ですよね。その入門編として、『こどもフジロックのススメ。②』 ではフジロック会場内での子どもたちに向けたエリア・「キッズランド」、そして子どもたちが自分の意志で自由に遊ぶことができる森の中の解放区・「森のプレーパーク」をプレーリーダーのめだかさんの言葉を通してご紹介しました。
めだかさんは『子どもは、遊ぶことで自分で自分の人生をコントロールすることを学ぶ』ということを教えてくださいました。そしてプレーパークでの活動を通し、『大切にしたいのは、『子どもたちをどうするか』よりも、じつは『私たち大人がどうするか』ですかね。だからフジロックなんかでも、いろんな子どもとの出会いを大切にしたいですね』と語ってくださっています。
キッズランドにある「森のアトリエ」では、KIDSペイント、楽器づくりなどの子どもたちが体験できるワークショップが用意されています。自由に画を描いたり工作したり楽器を作ったら、それを持ってキッズの森「森のプレーパーク」へ。そこには作品を飾る「森のギャラリー」や「森の音楽会」が開催されるステージもあり、自分の楽器を使って一緒に演奏することもできます。
近所の公園とは違う大自然の中に広がるダイナミックな遊び場「森のプレーパーク」で、フジロックならではのプログラムを親子で楽しむことができます。
その他、オムツ交換や授乳、昼寝ができる乳児用テントや、自分でお買い物ができる駄菓子屋、お姉さんに書いてもらえるフェイス・ペインティングや布芝居などが用意されています。
『こころの準備と道具の準備』
次に、子連れでフジロックへ行くためには準備が大切ということでご紹介したのが『こどもフジロック 〜準備を楽しもう。ゆとりと道具編〜』でした。ここでは、子連れフジロック経験者の声を参考に、子連れ必須アイテムや雨対策、虫対策などを取り上げました。
100近い屋台から乳児も美味しくいただける8品を紹介『こどもフジごはん 2016』
『こどもフジごはん 2016』では、フジロック会場内に出現する100近い日本全国や世界の美味しい食べ物・飲み物屋さんの中から、ご飯もの、パン、麺類、スープなど小さな子どもも安心して食べられる8つのメニューを紹介しました。
そしてまた、フジロックに縁の深いミュージシャン、保育者、女優、DJ の方々にはインタビュー取材に御協力いただき、子連れフジロックについて多くのことを語っていただきました。それぞれ、心に響いた言葉を抜粋してここにご紹介しますね。
日本中に笑顔を届けて18年、子ども界の絶対アイドル、ケロポンズ
まずは、前人未踏のフジロック5年連続出演となる子どもたちのアイドル、謎のスーパーユニット・ケロポンズ。『ケロポンズとフジロック。』と『ケロポンズと音楽とフジロック。』の前編後編の2回に分けて、インタビューとライブレポートをお届けしました。
フジロックを『音楽のテーマパークのような夢を見させてくれる森』と表現し、「フジロックで音楽に子ども向けも大人向けもないんだって思いました」という言葉が印象的でした。
今年は、7月30日(日)ジプシーアバロンステージにて、 DJ みそしるとMCごはんとの初のコラボ・ステージ「DJ みそしるとMCごはんのケロポン定食」が実現します。こどもフジロック的ヘッドライナー2組をもちろん追いかけまわしますのでご期待ください。
保育界の風雲児的カリスマ「りんごの木子どもクラブ」代表の柴田愛子先生
そして、『こどもフジロックのススメ。①』では、誰もが心配する「子どもをフジロックに連れて行くのは、子どもにとってどうなの?」という疑問に対し、Eテレ「すくすく子育て」レギュラー解答者であり、保育界の風雲児的カリスマ「りんごの木子どもクラブ」代表の柴田愛子さんが、真っ向から太鼓判を押してくれていることをご紹介しました。
「フジロックはケチなことは言わない。子どもは、みーんなタダだ。どこかのテーマパークなんかとは大違いだ。そして自由だ。自分の責任で何をしてもいい。それは大人も子どももいっしょだ」
「あー、日本でもこういうことができるんだ。ここには自由な空気が流れている。フジロックに行ったとき、それがとてもうれしかったんです。そんな大人がいて子どもがいる。大人が楽しむから、子どもは楽しいんですよ。大人が幸せになれば、子どもも幸せになるんですよ」