フジロックに縁のある3児の父親 ジョージ・ウィリアムズ
3児の父親でもあり、フジロックで MC出演経験のあるジョージ・ウィリアムズさんには、『ジョージ・ウィリアムズが語る親子フジロック』において、「一回行ってみなよ」という未経験者へのメッセージと「フジロックに行けば何万人単位で音楽大好きっていうエネルギーや活力を感じることで毎年励ましになるんです。また1年頑張ろうとか、大袈裟に感じるかもしれないけど本当にそうなんだよね」という心の内側やお子さんとのエピソードを話してくださいました。
女優、そして3児の母親 広末涼子
フジロックを「音楽と自然と夏休みとが一緒にあるっていうのが本当に最高の自然体験」と話してくれたのは、女優の広末涼子さん。『広末涼子が語る「こどもフジロック」。子供たちが教えてくれた自然と音楽の贅沢な時間』では、フジロックに子連れで参加する親たちの抱える自分の欲との葛藤について、ことの真髄を突くご意見を聞かせていただくことができました。
「海外旅行に行くときも同じだと思うんですけど、フェスに子供と行くときは、まず一番に自分の欲を捨てる事が大事だと思います。これを聴きたいとか、ここに行きたいとか、これを絶対買いたい、とか自分のなかで決めちゃうと子供との時間を楽しめないので」
フジロックに子連れ参加した1児の母ライター 早乙女ゆうこ
最後のコラムでは、『フジロック本番。1歳児との過ごし方』と題し、我が家の子連れ初体験レポートをお届けしました。
昨年の【こどもフジロック】では、以上のコラムを掲載しました。
前述の広末さんのお話にも通ずる「親の道楽であることを忘れずに子を優先」をテーマに、愛子先生の言葉を参考にして、フジロックという限られた時間を活かして子どもに寄り添い、子どもをじっと見つめることを山の中でトライ。すると見えてきたのは、それまで知らなかった我が子のできる力と理由ある好奇心。そしてもうひとつ見えたのは、なんと、私自身の心の持ち方のアンバランスさや矛盾だったのです。以下は、私が昨年のフジロック直後に綴ったものです。
『息子だけではなく他の子どもたちや親子を見ていて、子ども自身が音楽好きであることに気づき、ハッとしました。特に、ザ・クロマニヨンズのbigファンである革ジャン着てブルースハープ持っていた男の子のタテのりをする姿を目の前にして「ああ、この子は本当にザ・クロマニヨンズが好きなんだな」と。
子どもも大人も、年齢も性別も関係なく、みんなシンプルに「音楽が好き」なんですよね。この、至極当たり前なことを完全に見落とし、勝手な心配ばかりしていたことに気づかされたことで、参加前に抱いていた数々の不安はその倍以上の数の子どもたちの笑顔によって苗場の空高くに吹き飛んでいきました』
音楽が好きだという自分と子どもの動物的な本能を忘れ、無駄な心配ばかりしていたなあと今では思いますが、当時は必死でしたし余裕などありませんでした。
それに、子連れフジロックを経験したからといって、今年の不安がゼロかと言えばそうではなく、子どもの成長に合わせた準備や対処をする必要があると感じています。どうすれば子連れフジロックを快適に、ストレスフリーで楽しめるのかをもっと追求したい気持ちでいっぱいです。
それには子連れファミリーの皆さんと苗場で語り合う場を設けるなど、会期中にコミュニケーションを取れる何かを実現できないかなあと考えています。良きアイディアがありましたら、いつでもこどもFacebookに投稿してくださいね。
さあ、フジロック本番まであと1ヶ月。
親になったら参加を諦めるのではなく、子どもと一緒に楽しむ自分スタイルを新たに見つける。大人がちょっと発想を変えるだけで’楽’になれる子連れフェスの過ごし方を、私たちと一緒に見つけてみませんか?
今年のこどもフジロックの掲載予定
今年のこどもフジロックでは、昨年に引き続き、子連れフジロックファミリーに役立つ情報をお届けしていく予定です。すでに公式 Facebookでは、少しずつ情報を出し始めていて、今年は’フジロックを愛するフジ家ファミリー’が登場し、子連れフジロッカーズの皆さんとコミュニケーションを取らせていただいております。そこへの書き込みや投稿される情報はとても有益で、参加したことがない人の不安を解消するのに大きく役立っています。
また、ここ富士祭電子瓦版では、昨年に引き続き、準備やこどもフジごはんについての情報をはじめ、今年は新たな試みとして、こどもフジロック読者の一般ファミリー5組へのインタビューを実施しました。
独身の頃から夫婦揃ってフェスへ通い詰めたフジロッカー夫婦の子連れフジロック物語をはじめ、独身時代にはフジロックに参加していたけれど出産後足が遠のいて早10年、参加したいけれど夫の理解が得られないかもと悩む2児の母親や、どちらの夫もフジロック参加経験があるものの自分たちは未経験だけど今年はじめて行こうかなと考え中のママ友2人組など、それぞれの家庭のフジロック・ストーリーをご紹介します。
さらに、今年のこどもフジロック的ヘッドライナーである、あの! アーティストケロポンズ、そしてDJみそしるとMCごはんの2組に、な、な、なんと! 独占インタビューが大決定!!
2組がフジロックでコラボ共演をすることになった経緯や、お三方に共通する「音・食」を通した育児についてなど、存分に語っていただきました。
いずれの取材・インタビューも、2歳児を抱えるフジロック子連れ参加歴1年の若輩者である私、ドラミが、独自の目線で、私が知りたいことを率直に、思うがままに、直球で伺ってきた内容になっております。それゆえ、突っ込みどころが満載かもしれませんが近日公開されますので、どうぞお楽しみに!
文=早乙女‘dorami’ゆうこ
FUJI ROCK FESTIVAL’17
2017.07.28(金)、29(土)、30(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
OPEN 09:00/START 11:00/CLOSE 23:00(予定)