2018年から<フジロック>をサポートしている世界No.1(*)スコッチウイスキーブランド、ジョニーウォーカー。その取り組みは会場内のブース出店やドリンク提供に留まらず、ブランドとして掲げる“Keep Walking”という理念の元、フジロック会場周辺の森林整備・保全活動に取り組む「フジロックの森プロジェクト」にも参加してきた。そしてジョニーウォーカーは2022年の<フジロック>で、トイレットペーパーとしてリサイクルできる紙コップでの提供や“ゼロウェイストカクテル(*)”の販売を実施し、未来に向けた新たなサステナブル・アクションを展開する。

そこで今回は、“フジロック×自然”をテーマにしたインタビューをお届け! 登場するのは、4年ぶり2回目の<フジロック>出演を果たすWONKのヴォーカル・長塚健斗。<フジロック>や自然にまつわるエピソードを聞きつつ、インタビュー後半では、料理人としての顔を持ち普段からジョニーウォーカーを愛飲している長塚が “ゼロウェイストカクテル”を試飲し、その味の感想やジョニーウォーカーというブランドへのイメージなどを語った。

世界No.1*…IMPACT DATABANK 2021に基づく販売数量
ゼロウェイストカクテル*…使用する材料の無駄を減らし、ゴミ排出量を減らすことを目指したカクテル

Interview:長塚健斗(WONK)

0712_JW-KentoNagatsuka_01 フジロックの自然と共に歩み続けるジョニーウォーカー with長塚健斗(WONK)

過酷。熱狂。長塚健斗の「これがフジロックか!」

━━まずは長塚さんの<フジロック>にまつわるエピソードを聞かせてください。WONKは2018年に初出演を果たしていますが、その前に長塚さん個人としては、2016年にNao Kawamuraさんのバックコーラスで出演していますよね。

そうですね。WONKのバックコーラスなどもやってくれているNao KawamuraがROOKIE A GO-GOに出るとき、バックコーラスで参加したのが僕にとって最初の<フジロック>です。そのときは自分でクルマを運転して、ひとりで迷いながら行きました。夜に着いたんですが、ルーキーの出演者は場内に入れないので、場外エリアのゲート近くの店でごはんを食べて、遊園地みたいなところを眺めていたら夜になり。夜はめちゃくちゃ寒かったんですが、用意されていたロンTの衣装だけを着て凍えながらコーラスしましたね。終わったあとはみんなで近くのスーパー銭湯みたいなところに行って、休憩室で雑魚寝して、ちょっとだけ寝て東京に戻りました。なので、「フジロックって過酷だな」っていうのが最初の思い出です。

━━それまでプライベートで<フジロック>に行ったことはありましたか?

一度もないんですよね。それに僕は大人になってから、いわゆるメジャーなフェスに行ったことがなくて。中学生ぐらいのときに、サザンオールスターズさんたちが主催していた『夢人島FES』だったかな? <フジロック>はそれに行った以来のフェスでしたね。自分の中の<フジロック>は、それこそ『BECK』みたいなイメージ。ただ2016年はワンタッチしたぐらいで終わったので、もっとガッツリ行きたいなと思っていたら、2018年にPYRAMID GARDENの話をいただきました。そのときは僕の携帯に、いきなりCANDLE JUNEさんから電話がかかってきたんです。「はじめまして、CANDLE JUNEです。フジロック出ませんか?」って言っていただいて、もう「出ます!」って即答しましたね。

━━それは驚きますね! 2018年のPYRAMID GARDENのステージは深夜0時を過ぎてからの時間帯で、たしかものすごい土砂降りの中でのライブだったかと。

はい。もう……信じられないぐらい。「滝のような雨ってこれか!」って思う土砂降りでした。機材はビニールかけなきゃムリだし、風はものすごいし、お客さんが立っているエリアはまるで“田んぼ”。ももから下は埋まって長靴とかも無意味みたいな状況だったんですが、お客さんはすごく熱狂してくれて、「これがフジロックか!」と。<フジロック>でよく聞く、“雨の伝説のステージ”みたいなものはこうした過酷な環境と人々の熱狂から生まれるのかとすぐ理解しました。

━━2018年のときは、ほかのアーティストのライブは観られましたか?

いろいろ観ました。その年はケンドリック(・ラマー)やアンダーソン・パークなどが出演していて、ほかにも好きなアーティストがたくさん出ていたのでめちゃくちゃ楽しかったです。

料理人兼ミュージシャン。ジョニーウォーカーとの出会い

0712_JW-KentoNagatsuka_02 フジロックの自然と共に歩み続けるジョニーウォーカー with長塚健斗(WONK)

━━今回は “フジロック×自然”というテーマでお話を聞きたいのですが、それで言うと長塚さんの出身地である東京都のあきる野市は自然豊かなエリアですよね。

そうですね。小さいころから鬼ごっこを山でするみたいな感じだったので、今でも海より山の方が僕は好きですし、山は僕にとってすごく心地いい空間ですね。あと当時はそれこそ夏は、毎年キャンプやバーベキューをしていました。田舎はヒマだし、ほかにやることがないので、結果的にみんなバーベキューのプロみたいになるんですよね。

━━その育ちの長塚さんなら、<フジロック>の環境や空気感は合いそう。

はい。まあ天候の変化は激しいですけど、僕は大好きですね。それにあんな山奥で、あんな森が深い場所で、あんなワクワクする空間ってなかなかないじゃないですか。やっぱり足を踏み入れた瞬間に「フジロックだ!」って思わせる、何か特別な感じがありますよね。ただ2018年に関しては過酷すぎてあまり実感がないというか、とにかく乗り切らなきゃっていう気持ちの方が強かったです。その点、今回は昼間のRED MARQUEEなので、〈フジロック〉らしいステージを昼間に味わえそうだなって感じですね。

━━今から楽しみです。ちなみに長塚さんは料理人としての顔も持っていて、昨年からYouTubeチャンネル『Kento’s Kitchen』もスタートしました。

元々は学生のころからイタリアンをずっとやっていて、さらにフレンチの料理人もやっていました。ミュージシャンよりも料理人になりたかった時期の方が長かったですし、料理人をやりながらWONKとしても活動をしていて。あとは昔、バーテンダーをしていた時期もありました。僕はレストランってお酒を飲んでもらうために料理を作るみたいなところもあると思うので、料理とお酒は切っても切り離せないものなんです。

━━料理好きのミュージシャンはたくさんいますが、経歴を見たところ長塚さんは店の料理長を務めたこともあって、それはなかなかない経歴だと思います。

ハハハ、そうですね。だから<フジロック>に行ったときも出店が気になりますし、そのレベルの高さにびっくりしました。ピザ窯を持ち込んで、生地もそこで広げて……みたいな店があるじゃないですか?それだけお金をかけても利益がしっかり生まれる<フジロック>すごいなと。

━━やっぱりそういう料理人や店の視点で見るんですね。

「自分だったら……」みたいなのは考えますね。メンバー内でもそういう話はよくします。

0712_JW-KentoNagatsuka_03 フジロックの自然と共に歩み続けるジョニーウォーカー with長塚健斗(WONK)

━━先ほどお酒の話が出ましたが、長塚さんとジョニーウォーカーの出会いは?

店とか以前に、コンビニでもレッドラベルとかはよくありますよね? 昔からあの斜めのラベルを見て認識はしてました。あとバーボン専門のバーで働いていたことがあって、そこでスコッチを学ぶ流れでジョニーウォーカーについても学びましたね。それと以前にジョニーウォーカーさんと一緒にイベントをやらせていただいたのですが、純粋に僕はずっと好きでブラックラベルを飲んでます。

━━料理人に加えてバーテンダーをしていたこともある長塚さんに、好きなジョニーウォーカーの銘柄で構いませんので、味の印象を教えてほしいです。

よく飲むブラックラベルの印象になりますけど、まずバランスがいい。ジョニーウォーカーのブラックは香りに厚みがあるし、飲み応えがあるんですよ。家には、ブラックラベルとダブルブラックを常備しています。

━━ちなみにジョニーウォーカーにはどんな料理が合いそうですか?

たまに卓上のスモークマシンを使ってベーコンを作るのでそういうのもいいですし、あとはウイスキーがお肉全般に合うので、カツっと焼いたお肉に、なみなみのハイボールとかが最高じゃないですか? もう夏は屋外でも自宅でもそれでいいんですよ。

スッキリした味わいと、“成熟”したバンドサウンド

━━さすがにもう飲みたくなってきたと思うので、ここで今年の<フジロック>で新たに登場する“ゼロウェイストカクテル”を実際に味わってみてください。

0712_JW-KentoNagatsuka_04 フジロックの自然と共に歩み続けるジョニーウォーカー with長塚健斗(WONK)
【ジョニーマスカットティーハイボール】
『ワールドクラス2016』世界大会準優勝・藤井隆氏監修

使う食材を余すところなく使う、サステナビリティをテーマにしたカクテル。マスカットの香りがついたフレーバードティーに、グラニュー糖と爽快な酸味を加えて作ったオリジナルの『マスカットティー・コーディアル』と、抽出後のマスカット・フレーバードティーを再利用し、ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年に漬け込んで作った『マスカットティー・ジョニーウォーカー』。この2つを合わせて炭酸で割り、最後にマスカット・フレーバードティーの茶殻を混ぜ合わせて固めた飴を添えたサステナブル・ハイボール。

まず香りがすごい。(じっくり味わう)……これは美味いですね。いや〜フジロックで売れるだろうな。今まで飲んできたジョニーウォーカーのイメージが変わりますね。マスカットの爽やかさと樽感が組み合わさった感じというか、ジョニーウォーカーの重めでキャラメルっぽい甘さとの相性が良くて意外でした。ハイボールは飲めないとか、ウイスキーは苦手みたいな人でも、これだったら美味しく飲めると思います。すごく飲みやすいですし、上に乗っている飴を食べながらスッキリ味わえますね。

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━━あと味へのこだわりはもちろんですが、ジョニーウォーカーは今回からトイレットペーパーにリサイクルできる紙コップでの提供をスタートします。

すごくいいですよね。これまでは見栄えとかを考えてのプラスチックっていう選択だったと思いますが、そうではなくてちゃんと環境のことを考えているわけで。味が美味しいだけではなくて、紙コップに関してもそこまで考えているのが素晴らしいですね。

━━長塚さんは日々の生活の中で意識していることはありますか?

癖なのかもしれないですけど、僕は食材できる限り使い切るようにしています。野菜のヘタとか皮とかも取っておいてスープの出汁に使ったりするので、生ごみの量が少ないですね。飲食をやっていると、食材の原価からいかに価値を引き出すか、みたいなことが大事なので。多分そういう癖が今でも残っているので、「キャベツの一番外側の葉っぱを捨てないで」っとか思っちゃいますね。それと僕の地元では、廃材などを加工した炭を脱臭剤にするプロジェクトを街ぐるみでやっていて、その脱臭剤を使ったりもしてます。

━━素晴らしい。今年の<フジロック>では“ゼロウェイストカクテル”を味わいながら、自然な形でサステナブルなアクションができると思うので、ぜひ皆さんジョニーウォーカーのブースへ! 最後に、改めて今年の<フジロック>への意気込みを聞かせてください。

初出演ぐらいの気持ちですよ。あとツアーがフジロックの前の週に名古屋・大阪・横浜であって、<フジロック>を挟んで1週間後ぐらいに東京のファイナル。まあツアーとフェスは別物ですし、フェスって熱気とか勢いとかが大事だったりするので、WONKがこれまでやってきたことの中で、一番<フジロック>のステージに合うものをピックアップしてお見せできると思います。

━━そのスケジュールだと、ツアーのファイナルに王手をかけた、いろいろな面で最高潮な状態のWONKを<フジロック>で観られるわけですね。

バンドってやっぱりツアーの終盤が一番 “成熟”してると思う。今回はすごくいいタイミングでの<フジロック>なので僕らも楽しみですし、もう最高の画しか見えないですね。

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text&interview by ラスカル(NaNo.works)
Photo by 大石 隼土

ジョニーウォーカーが今年も「フジロックの森」をサポート

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地元の企業・自治体と共に会場となる新潟県湯沢町・苗場スキー場周辺の豊かな森林環境を守る『フジロックの森』を、今年もジョニーウォーカーがサポート。2030年までの実現に向けたサステナビリティ計画など、自然環境を守る活動を続けてきたジョニーウォーカーの取り組みの一環として、このプロジェクトをバックアップしている。さらに今年はボードウォークのどこかに、ジョニーウォーカーのアイコンである“ストライディングマン(闊歩する紳士)”のオブジェがあるようなので、ぜひ探してみてほしい。

#ハッシュタグキャンペーンも開催!

さらに<フジロック>現地では、ブース内のガチャガチャを回してオリジナルグッズやドリンク券が当たるSNSキャンペーンを開催!こちらもお見逃しなく。

ジョニーウォーカー 公式サイト

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RELEASE INFORMATION

New album 『artless』

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EPISTROPH / Virgin Music Label and Artist Services
[CD] POCS-23021 / 3,300yen(+tax)

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