先週からスタートしました『富士祭電子瓦版』! <フジロック>の情報を発信、語るだけでなく、様々な切り口で“フェスのある生活”や“フェスの楽しみ方”をお届けしていけたらと思っています!

さて、皆さまも本メディアにアクセスした際、一番はじめに目にするイラストにお気づきでしょうか? 本日は、『富士祭電子瓦版』を象徴するイラスト=キービジュアルにまつわるお話をご紹介致します!

まず、本メディアのサイト名自体もなかなか耳慣れしないような響きですよね(笑)。なぜ全部日本語? なんて呼んだらいいのか? などの声が聞こえてきます。だからこそ私たちも当初はスタイリッシュに横文字の名前を……そんな風に思っていました。ですがある日、「この違和感が味になる、人が嫌だって思うものをやるから面白いんだよ」——た、確かに! と目から鱗なコメントをいただきました。そう、サイト名を名付けてくれたのはフジロックの生みの親、日高代表(SMASH)でした。そしてこの時、江戸の町で音楽フェスをやっているようなイメージをと、「<フジロック>が江戸時代にあったなら」コンセプトにしたキービジュアルを作る構想ができました。近年は、洗練されたデザイン+インターフェースによるサイトが増えるなか、“江戸時代”、“瓦版”といったキーワードを基にキービジュアルを描くことに「それってイケテルのかな……」なんてドキドキしちゃいました。ですが、完成した江戸時代のフジロック画はまさに味わい深いミスマッチ感! 型にとらわれない、様々な物やコト、人などが交じり合うから面白さが生まれる、その瞬間を実感しました。

キービジュアル構想の背景には前述したようなストーリーがありました。そして今回、このお題に対してキービジュアルを描いてくれたアーティストさんがいます。

アーティスト: KRAKE/草間 佑

彼の作品には毒っぽいユーモアが効いている。繊細な線で描くダークな世界観に、可愛らしいネコがモチーフと思いきや、がい骨のあたまをかじったキーホルダーなど。一度みたら二度見しちゃうような、呪術的な魅力で溢れている。

そんなKRAKE(草間 佑)氏も<フジロック>経験者。キービジュアルでは、いつもよりもカラフルなタッチで、そして実はよくみるとフジロックの会場やステージを彷彿とさせるような構成で描いてくれている。是非、この製作ストーリーを読んだ上で改めてじっくりとキービジュアルを眺めてみてください!

(text by Asami Shishido)

resize_pics_1 「フジロックが江戸時代にあったなら」を描いたのは誰? 富士祭電子瓦版のキービジュアルにまつわるお話。
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resize_pics_5 「フジロックが江戸時代にあったなら」を描いたのは誰? 富士祭電子瓦版のキービジュアルにまつわるお話。

resize_pics_3 「フジロックが江戸時代にあったなら」を描いたのは誰? 富士祭電子瓦版のキービジュアルにまつわるお話。
resize_pics_4 「フジロックが江戸時代にあったなら」を描いたのは誰? 富士祭電子瓦版のキービジュアルにまつわるお話。

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3c3311ba7b4237c922d3a80d759b81f1-m9j8zbthmzuanqgf6l9n08lur4949mguhavt7oewrs 「フジロックが江戸時代にあったなら」を描いたのは誰? 富士祭電子瓦版のキービジュアルにまつわるお話。

プロフィール: KRAKE 草間 佑

ボールペンでのイラスト製作を中心に活動中。
イラスト以外にもタトゥーや立体作品も製作。
髑髏や悪魔等のダークな作風を好むが、猫等の動物を可愛く描く事も。
自分のイラスト作品を使ったシルクスクリーンの製版も自ら行い、Tシャツ等に印刷。出来る限りDIYにて製品を作り、イベントやオンラインストアにて販売をしている。
オフィシャルサイト:kusamart.net
オフィシャルストア:krake.stores.jp