初出演Awesome City Clubが語る“憧れのフジロック” #fujirock

04 初出演Awesome City Clubが語る“憧れのフジロック” #fujirock

PORIN「5人の顔がちゃんと見えるような曲を作りたい」

——日本のアーティストにとっては、<フジロック>は海外の音楽シーンの第一線で活躍している人たちと競演できるステージでもありますよね。

マツザカ:そうですね。<フジロック>は懐が広いフェスだと思うんですよ。来ているお客さんもそういう人たちが多いイメージがあるし、会場では全然目当てじゃなかったアーティストのライブをたまたま観て、「ああ、いいな」と思う瞬間もたくさんありますよね。ジプシー・アヴァロン(Gypsy Avalon)でもそういうことがよくありますし。

PORIN:確かに。出会いがある。日本人だと、去年会場でTempalayを観たんですけど、「昨日はしゃぎすぎて骨折しちゃいました(小原綾斗:G, Vo)」って言いながらライブをしていて、「これはすごいな」って。去年はコーネリアスのライブもよかったし、MONDO GROSSOも満島ひかりが出てきてすごいことになっていましたよね。

マツザカ:あと、「世界で一番小さなナイトクラブ」ってありますよね。あそこも面白い。

PORIN:ああー! 好き! 私も行きました。

——場内の色々な場所にも積極的に行くタイプですか?

マツザカ:僕は行きますよ。すごく好きですね。去年はドラゴンドラにも乗りました。

PORIN:私はドラゴンドラはまだ乗ったことがないんですよ。

マツザカ:PORINはすぐ「疲れた」って言うんで(笑)。

PORIN:それでオアシス・エリアとかにいるんですけど、あそこにいると友達に会ったりしますよね。中には<フジロック>で久しぶりに会う友達もいて、それも何回も会ったりして。

マツザカ:今回フジロックに出演することが発表されたときにも、友達が「観に行くよ!」と連絡をくれたりしました。“GOLD”の話もそうですし、僕らがずっとライブのSEで使っていたフレーミング・リップス(The Flaming Lips)の“Race For The Prize”を初めて生で聴けたのも14年の<フジロック>だったし……。その年には僕らが結成初期に影響を受けたフォスター・ザ・ピープル(Foster The People)も出ていて、フジロックにはこれまで色んな思い出があるんですよ。

——だからこそ、今回の<フジロック>出演決定はとても嬉しかったんですね。

マツザカ:そうですね。当日のステージでは、僕らのライブをまだ観たことがない人も含めて、色んな人たちを巻き込むようなライブが出来たら嬉しいです。

PORIN:今ちょっとずつ、当日に向けて考えはじめているところなんですけど――。

マツザカ:自分たちが今までやってきたこと、関わってきてくれた人たちを総動員して、色んなAwesome City Clubを見せたいです。最終日というのも身が引き締まる思いですね。

——Awesome City Clubは昨年、これまでの「Awesome City Tracks」シリーズを総括するベスト・アルバムを出して、今年はバンドの新章を告げるEP「TORSO」をリリースしています。今のAwesome City Clubのライブはどんなものになってきていると思いますか?

PORIN:色々と活動していく中で、私たちは去年、ようやく自分たちらしさを見つけられたような気がしていて。今はそれを突き詰めているような感覚なんです。「躍らせよう」「楽しませよう」ということに、より焦点を絞ってやれるようになってきているというか。

マツザカ:ライブに向けて色々と構成を考えたりもしますけど、本当にいいライブのときって、それを越えてエモーショナルになりますよね。ちょっと間違えちゃったとか、演奏が揃ってないとかよりも、「発信したい」「伝えたい」という気持ちがブーストしていったときに、いいライブができる。だから、今年のフジでもそういうライブができたら嬉しいですね。

——Awesome City Clubは、ステージに立った時にメンバー全員のプレイやパフォーマンスにそれぞれ華が感じられるのも大きな特徴ですね。

PORIN:私たち自身は、そういうライブを目指してやっています。メンバーみんながそれぞれ輝けるようなライブが出来たらいいな、って。最近は基本的にatagiが曲を作っているんですけど、そのときも「5人の顔がちゃんと見えるような曲を作りたい」と言っていて。

マツザカ:洋楽のバンドってそういう人たちが多い気がするんですよ。だから、<フジロック>でもそういう人たちに負けないような、それぞれの個性が伝わるようなライブをしたいです。そして、当日は(<フジロック>での思い出から生まれた)“GOLD”をやりたいですね。

——最後になりましたが、今年の<フジロック>で2人が自分たち以外に楽しみにしているアーティストというと?

マツザカ:僕はこの間、マック・デマルコ(Mac DeMarco)のライブを観に行ったんですけど、そこでも「See you in FUJI ROCK」と言っていたので、<フジ>でも観られるのが楽しみです。もちろん、僕らと同じ日のヘッドライナーのボブ・ディランも楽しみですし、今年は日本の人たちも僕の好きなアーティストがたくさん出るんですよ。たとえば、5lackもずっと好きなので。

PORIN:私は、チャーチズ(CHVRCHES)のローレンに勝てるように頑張ります(笑)。私が言うのも変ですけど、ローレンってすごく進化しているじゃないですか? ライブでも最近はどんどんアクティヴになって、すごく踊るし、エモい。共感できる部分が多そうだな、と思うので。

マツザカ:あと、僕は昔ストロークス(The Strokes)がヘッドライナーとして出た年に、「行きたいな」と思いつつも、お金がなくて行けなかったんですよ。それで、その日古着屋に行って、「今日ストロークスがフジに来ていますよね」と話したら、その直前にストロークスがその店にやってきて、サインを残していて。今年はアルバート(アルバート・ハモンドJR/Albert Hammond, Jr)が出ますし、新譜もよかったので楽しみです。あとはダーティー・プロジェクターズ(Dirty Projectors)も楽しみだし、小袋くん(小袋成彬)のライブも楽しみだし……。

PORIN:ああ、そうだよね。ライブがいいという噂も聞いていますし、私も小袋くんのライブはすごく楽しみにしています。

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text&interview Jin Sugiyama
photo by 大石隼土

INFORMATION

FUJI ROCK FESTIVAL’19

2019.07.26(金)、27(土)、28(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
OPEN 09:00/START 11:00/CLOSE 23:00(予定)

公式サイト
INFORMATION

FUJI ROCK FESTIVAL OFFICIAL SHOP【岩盤/GAN-BAN】

住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-50-35 池袋 P’PARCO B1
営業時間:11:00 – 21:00
定休日:不定休(PARCO休館日に準ずる)
TEL/FAX:03-5391-8311

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