「フジロック特番」放送決定!ハライチ澤部と片瀬那奈が語る、苗場開催20周年を迎えるフジロックの変化とこれから#fujirock

毎年、テレビ朝日が送る<フジロック>好きのためのスペシャル番組「フジロック特番」こと『フジロックSP』の放送が決定(放送日時:6月23日(土)26:45〜27:45)! 当番組には、今年第一弾目の「TALKING ABOUT FUJI ROCK」に登場した生粋のフジロックファンである片瀬那奈さんとハライチの澤部佑さんのお二人がナビゲーターをつとめます。

▶︎「片瀬那奈×ハライチ澤部が振り返る、フジロック’17。2人のベストモーメントと今年のラインナップについて。#fujirock」

『フジロックSP』の収録日は、日割り別ステージラインナップが発表されたばかりのこともあり、3日間のラインナップトークで盛り上がりました。今回、瓦版では数々の<フジロック>エピソードを語ってきた<フジロック>大使とも言えるお二人に、今年楽しみにしていることから、苗場開催20回目を迎える<フジロック>と変化や魅力、これからの<フジロック>へ思うことなど、対談の時には聞ききれなかったアレコレを改めてお話いただきました。

Interview:澤部佑(ハライチ)

「普段のことや仕事のこと、嫌なこととかを<フジロック>に来ると忘れられる。やっぱり、ちょっと特別な空間なんですよ。」

――<フジロック>に毎年のように参加なさっていて、変わったところとか感じていらっしゃいますか。

澤部 2005年から参加して、今年で14回目になるんですよね。世界一クリーンなフェスと言われていて、その意識の高さってこういうことなんだなと徐々に感じ、気持ちも備わってきて。自然とゴミの分別とかも苦な感じじゃなくなっていったんですよ、やっぱね。でも去年は汚かったとかなんか言われてますけどね。毎年、新しく徐々に加わっていくお客さんも増えてきて。ゴミをそのままにしちゃうとかがあったのかもしれないですね。

――自分のなかでの変化もあると。

澤部 やっぱり最初行ったときはめちゃくちゃしんどいなっていう思いが確かにありましたけど。一回目に行ったときは、しんどいな、まあ楽しいけど、しんどいな。この繰り返しで(笑)。少しずつしんどさは軽減されていって、3年目くらいには無くなっていって、楽しさしかなくって。最初は、まあなんでこんなに過酷な環境なんだとは思いましたけど。その過酷さも楽しめるようになってきてるなぁとは思いますね。

――<フジロック>も子どもを連れたファミリーが増えています。澤部さんもお子さんを連れて参加なさっていますよね。

澤部 自分の子どもだけではなく、みなさん純粋に楽しそうにしていますよね。子どもを連れて、じゃあ山へ行ってとかキャンプ行ってとなると、どこも大変だと思うんです。なんかフェスは、音楽を楽しみながら、おいしいご飯もいただきながら、キャンプ感覚もあり、自然の雰囲気も味わえるというのはいいと思うんですね。ずいぶん子どもと一緒に行くハードルは低くなってるなって感じています。

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――野外で数日間一緒にいることで、子どもも大きなものを得られていると思います。

澤部 お父さんやお母さんが楽しんでいる姿を子どもに見せるっていうことも大きいと思いますね。もちろん、最低限のケアは必要だと思います。音がでかいし、雨は降るし。他のライブというか音楽のステージを見せるという経験もないまま<フジロック>に連れて行ったんですけど、楽しそうにしていましたよ。楽しい音楽が流れている、触れ合える場っていうのは、大人子ども関係なく誰でも楽しいはずだし、子どもにとってはキッズエリアみたいな遊べるところも普通に楽しめますしね。森があって川があって、おいしい食べものがあって、いろんな人がいて。楽しめる要素は<フジロック>にはたくさんありますからね。

――他のアウトドア、例えばキャンプはなさっているのですか。

澤部 <フジロック>に限らず、プライベートではキャンプの経験がほとんどないんですよ。仕事ではあるんですけど(笑)。なんかハードルが高そうなイメージがあって。多くの人がテントで数日間を楽しんでいる。テントサイトを見るだけでアガりますよね。ここ何年かは子どもと一緒なんですけど、キャンプも経験させたいなっていうか、自分もやってみたいなっていう気持ちになってきますね。大変だとは思うけど(笑)。

――今年で苗場での開催が20回を数えます。苗場にいろんな魅力があったからこそ、多くの人に支えられてきたんじゃないかと思うんです。

澤部 本当に不思議な空間になっているというか。音楽を聞きながらぱっと目を開けて周りを見渡すと山しかないじゃないですか。外の世界とはちょっと隔離された秘密の空間的なね。なんか、普段のことや仕事のこと、嫌なこととかを<フジロック>に来ると忘れられる。やっぱり、ちょっと特別な空間なんですよ。ゴミが落ちている、ちょっと拾って捨てとこうっていうことが、面倒くせぇなっていう感じにはならないですからね、あの場では。

――澤部さんはどのステージが好きとかあるのですか。

澤部 ラインナップによりますけどね。奥に行けば行くほど、より解放される感じはしますね。(フィールド・オブ・)ヘブンとかは急に現れるって感じがするじゃないですか。ほんとドラクエとかでロープレイングゲームをやっていて、いきなりこう村が出てくるみたいな感じがあるんですけど、それに近いです。本当にロールプレイングの主人公になっているような感覚。森を突き進んでいったら、いきなりぱっと開けて、ステージがあるわ屋台があるわ。そして人が笑顔で楽しんでるみたいな。もちろんオアシス(・エリア)やレッド(・マーキー)も好きですよ。

――今年はこんなことを楽しみにしているっていうことはありますか。

澤部 今年はこんなバンドが来るって予習しているところから<フジロック>は始まっているんですよね。あーだこーだと友だちと話して、それで酒を飲んで。3日間だけじゃなく、長く楽しめるのが<フジロック>のいいところで。けど今年はたぶん初日が行けないんですよ。

――仕事が入っているのですか?

澤部 はい、『探偵!ナイトスクープ』の探偵業がありまして(笑)。気になるアーティストは毎年いっぱいいて。どこの国なんだこいつらは、なんてバンドが毎年出演するじゃないですか。今年なら例えば3日目のキューバのインターラクティーヴォ(INTERACTIVO)とか興味がありますよ。いわゆる世界的にこう注目されている若手たちも見たいし。日本では手の届かないというか、耳の届いてないバンドや集団を<フジロック>は見つけて呼んでくれるんで、それと出会いたいという気持ちも強いですね。

――ボブ・ディランやケンドリック・ラマーといった今年のヘッドライナーはどうですか。

澤部 ケンドリック・ラマーが発表されて、今年はそっち系かな(笑)というかね。そう思っていたところでディランだったので、おーっと唸った人は多いんじゃないんですかね。生ディランを苗場で体験できるっていうことは、とんでもないじゃないですか。それこそうちの親なんかは、ディランが来日したら毎回のように行っているんですけど、苗場に来るとなったら、やっぱりすぐメールがきましたからね。「ディラン、出るわ〜!」って(笑)。やっぱりその世代の人たちも喜んでるし。ボブ・ディランはノーベル賞でケンドリック・ラマーはピューリッツァー賞。ふたりの詩の世界観、メッセージを直に受け取っとっとかなきゃいけないんじゃないかって思いますよね。英語はわかんないですけど、ただやっぱ生で触れておきたいですよ。

――<フジロック>に対して、こうなったらさらにおもしろくなるっていうようなイメージを持っていたら聞かせてください。

澤部 ルールとして上からぎゅっと押し付けないところが <フジロック>の居心地の良さなんですよね。そうなってしまったら、お客さんもなんか縛られてしまう感覚になってしまうかも。ぎゅっと押さえつけると山の隙間からそれが出てきちゃうみたいで(笑)。参加している人たちの幸福感というか、多幸感といいますか、それが溢れ出ているというか。自分も楽しんで、幸福感、多幸感を放出しているんですけど、他の人の溢れ出た幸せな感じも吸収して、幸せな気持ちで終えられるというか。幸せに満ち溢れたハッピーオーラがダダ漏れているというか。

――海外からやってくるファンも多くなっています。

澤部 確かに。普通の日本人の悪いところといいますか、日本人はなかなか心を開いて、外国の方とコミュニケーションを取れない。<フジロック>ではそれが可能になるんですよね。その意味では2020年に向けて、東京オリンピックに向けて、<フジロック>に行っとくと外国人の方とコミュニケーション取れるようになるっていう(笑)。いろんなことを勉強し、いろんなことを経験する場なんですよね、<フジロック>は。