2010年に永遠の眠りから目覚めたMAN WITH A MISSION。 「使命を持った男たち」は、2014年にフジロックに初降臨した。 それから2年。次にはどんな足跡を残してくれるのか。
ギター&ボーカルのJean-Ken Johnnyにインタビュー。

フェスという文化を音楽で担う。

MAN WITH A MISSON は2010年にミッションを持って活動を開始しました。フジロックのことは、いつ頃から知っていましたか。

97年ノ頃カラ存ジ上ゲテオリマス。

フジロックに対して、どんなイメージを持っていましたか。

歴史トシテ見テモ日本デハ最初ノ大型フェスデアリ、フェスニ流レル空気感モ他ノフェストハ異質ナモノヲ持ッテイル。イチファントシテハ、ソンナ認識ヲシテオリマシタ。

そのフェスに、いつか出たいと思うようになっていったわけですね。

僕タチノヤッテイルロックトイウ音楽ハ、フェス文化ト非常ニリンクシタジャンルダト思ッテイルンデス。大勢ノオ客様ノ前デ、ロックトイウモノヲ楽シム空間デアルフェスティバルニ、イツカハ出タイトイウ思イハ、バンドヲ続ケテイクナカデ、音楽ヲ聴イテイクナカデズット抱イテイマシタ。

そして2014年に初出演しました。どんな感覚がありましたか。

感慨深イモノガアリマシタ。ヤハリ特別ナ思イガアリマス。

フジロックの魅力とはどういうものなんだと感じましたか。

ステージゴトニ強烈ナ個性ガスゴク出テイルト思イマスネ。コノステージニ行クト、コウイウ匂イノアーティストガ見ラレル。場所ニヨッテ違ウ音楽ノ楽シミ方ヲ味ワウコトガデキル。総合的ナ音楽ノ楽シミ方トイウモノガ、ロケーショントマッチシテ生ミ出サレテイルト思イマス。ソノ意味デハ、フェスガカルチャーナンダトイウコトヲ教エテクレル存在ナノデショウネ。

グリーンステージへの出演。

昨年はフー・ファイターズのステージにゲストとして登場しました。フェスらしいハプニングというか、フェスならではのシーンでした。

オフィシャルノフリーペーパーナノデスカラ、オフィシャルニ言イ訳サセテモライマス(笑)。 フー・ファイターズノ『ソニック・ハイウェイズ』ノDVDリリースノ際ニ行ワレタ試写会デ絡マセテイタダイタンデス。変ナ奴ガイルナトイウコトデ、イロイロイジッテイタダイタリシテ。ソノトキノオ礼モ兼ネテ、挨拶ダケサセテイタダコウト思ッテ楽屋ニ行ッタンデス。ソシタラ、デイブ・グロールサンモ覚エテイテクダサッテ。「先日ハアリガトウゴザイマシタ」ミタイナ話カラ徐々ニ盛リ上ガッテイッテ。コチラハフー・ファイターズハモチロンデスケド、ニルヴァーナヤデイブサンガ最初ニヤッテイタスクリームトイウバンドモ好キデ、ソンナ話ヲシテイルウチニ、「オ前、ガチノファンジャナイカ」ト。「ナンナラステージニ上ガルカ」ミタイニ話ガ進ンデイッテシマッテ。

DSC_3600-1140x761 MAN WITH A MISSION オオカミたちの野望。世界が認めるロックバンドへの踏段。【FESTIVAL ECHO ’16×瓦版特集 vol.1】

楽屋というのはフジロックのですか。

ソウデス。ステージニ上ガッテギターヲ弾ケバイイ、歌ッタリスレバイイ、ト。フー・ファイターズト脈絡モマッタクナイ僕ガ出タラ、ステージヲ台無シニシテシマウカモシレナイノデ、ソレハ勘弁シテクレトオ願イシタンデス。デイブサンハ「MAN WITH A MISSONノJean-Ken Johnnyガ来タ」ト招キ入レルカラ、心配イラナイシ、ウェルカムダヨ、ト言ッテクダサッテ。ソコマデ言ッテクダサルノデスカラ、アリガタクステージニ上ゲテモラウコトニナッタノデスガ…。ステージ横デ出番ヲ待ッテイタノデスガ、入ルベキ場面ニナッテモ、ナカナカ紹介サレナイ(笑)。キットデイブサンハ、私ノ名前ヲ忘レテシマッタンデショウネ(笑)。「俺ノ友達ヲ紹介シヨウ!」トイウ呼ビ込ミダケヲイタダイテ「ヤバイ、コノタイミングデ入ッタラトンデモナイコトニナル」ト思ッタンデスケド、案ノ定、トンデモナイコトニナッテシマイマシタ。

とんでもないことではなく、フェスならではのシーンになっていたと思います。

モウ消セナイ記憶デス(笑)。コレガ僕ノグリーンステージ初出演ニナリマシタ。

フジロックのグリーンステージというのは、バンドの大きな目標としてあったのでしょうか。

グリーンデ演奏デキルトイウノハ、バンドノステータストイウヨリモ「匂イ」ナンデスネ。グリーンデ演奏デキルトイウコトニ自分タチガ昇華デキルカドウカ。最初ニバンドヲヤッタキッカケハ洋楽ダッタンデス。ソレハ世界的ニ認メラレテ、世界中ノフェスナドヲ渡リ歩イテ、ヒトツノバンドトシテ世界ノ人々カラ愛サレル存在ニナリタイトイウ思イガアッタカラナンデス。当タリ前ノヨウニ、国トカ人種トカデハナク、多クノ人ニ聴イテモラエル音楽。ソレハロックミュージックノ力ナンデスヨネ。ソノ力ヲ表シテイルノガ、世界ノ音楽ガ集マルフジロックデアリ、ソノ象徴ガグリーンステージナンダト思イマス。グリーンステージノヘッドライナートイウノハ、世界ガ認メル領域ニ入ラナケレバ務メラレナイ。ソコマデナリタイト、大キナ目標トシテ持ッテイマス。

最近では海外にも進出なさっています。フジロックの直後にはアジアツアーも行われます。

ドコノ国ニイヨウガ、ドノ言葉ヲ使ッテイル人ダロウガ、共通ノコミュニケーショントシテダイレクトニ伝ワルノガ音楽ノ一番ノ魅力デス。特ニロックハソノ要素ヲ強ク持ッテイル。ソコガ自分ガロックトイウ音楽ニ惚レ込ンデシマッタ理由デスシ、ロックミュージックノ無限ノ可能性ヲ感ジルトコロデス。人ニ何カガ伝ワル音楽ヲ作リタイトイウノハ、音楽ニ出会ッタ頃カラ変ワッテイマセンネ。

海外を視野に置くようになって、アルバムに込める音も変わったりしたのですか。

モット広ク、モット多クノ人ニ聞イテモラウタメニ、メッセージ性ヲ世界共通ニシタトイウコトハアリマス。最新アルバム『The World’s On Fire』デハ、明快ニ自分タチガ言ウヨウニナッタノカモシレマセン。実際ニ根底ニ流レテイルモノハ、一切変ワッテイナイトイウ自信ガアリマス。根底ハ変ワッテイナイケレド、サラケ出セルヨウニナッタンデショウネ。

最後にバンドとしては2度目のフジロック、どんなステージにしたいと思っていますか。

フジロックハ自分タチガ憧レテキタシチュエーションノヒトツデス。フェストイウノハ、広ク音楽ヲ楽シミニ来タトイウファンガ多イ。音楽トイウカルチャーゴト楽シメル空間。ソノ一部分ニ、自分タチアーティストモイル。ソノバンドガ好キナ人モ、初メテ聞イタトイウ人モ、同調シテソノ輪ガダンダン大キクナッテイク。ソノ流レッテ、モノスゴクドラマチックダト思ウンデス。東京ドームデヤルライブヨリモ、モシカシタラ自分タチガ思イ描イテイテ世界ガ広ガルノカモシレナイ。ソノ瞬間ヘノ期待度ヲ、自分タチデモ高ク持ッテイマス。

Text by Takashi Kikuchi
Photo by Kaoru Ito
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DSC_3530-320x320 MAN WITH A MISSION オオカミたちの野望。世界が認めるロックバンドへの踏段。【FESTIVAL ECHO ’16×瓦版特集 vol.1】

MAN WITH A MISSION

頭がオオカミで身体が人間という5匹組ロックバンド。2010年より本格始動し、同年11月に1stミニ
アルバム「WELCOME TO THE NEW WORLD」を発表した。奇抜なビジュアルとともに、パワ
フルでエネルギッシュなサウンドが支持を集め、ライブハウスシーンで人気を獲得していった。2011年
6月、「MAN WITH A MISSION」でメジャーデビュー。その後数多くのフェスに出演し注目を集める。
北米やヨーロッパでツアーを敢行するなど、活動の幅を日本から世界へ広げている。フジロックには
2014年に初出演。今年2月、4枚目のアルバム『The World’s On Fire』をリリースした。
http://www.mwamjapan.info