開放的な空間と共に音楽を楽しめる<フジロック>。苗場の山々に囲まれた会場は「熊出没注意」と書かれた看板が立つほどの大自然。つまり私たちの熱気に関係なく、フジロックの天気はコロコロと変わりやすいということ!時にはザブンと大降りの雨で苗場の緑を濃くしたり、かと思えばサンサンの太陽が眩しいくらいにステージを照らしたり……と、その日によって天気も気温も変化するのが野外会場ならでは。
いったいどんな服装をしていけばいいの?とお困りのシティボーイ・ガールに、このフジロック服装決定版ガイドを!過去の現地スナップから晴れの日/雨の日に参考にしたいスタイリングを紹介するので、当日までに準備するものリスト制作にぜひ役立ててみてくださいね。
フジロックスタイルの手本①:晴れの場合
晴れの日の会場は、最も快適に<フジロック>を楽しめる、まさに理想的なお天気◎ 標高1,000mの会場には苗場の涼しい風が駆け抜け、ビールを片手に気持ちよく過ごせること間違いなし。一方で、昼帯は心地よくても朝と夜には気温も冷えがちなことを忘れないで! 日焼け&防寒対策もばっちりできるコーディネートはこちら◎
日中から夕方の暑いとき
まずは基本的コーディネート!汗をかいても着替えやすい風通しの良いTシャツ、足元がぬかるんでいる時にも汚れない&動きやすいショートパンツはどの世代・性別にもおすすめな組み合わせです。足元には虫刺されやぬかるみ対策に、歩きやすいミドル〜ロング丈のレインブーツがおすすめ。歩きやすさを優先したい方はゴアテックス素材のトレッキングシューズでも◎
カバンは持ち歩きたい荷物量によりますが、両手が空くナップサックやサコッシュ、ウエストポーチを身につけるのが快適の秘訣。さらに、軽めのアウターを肩にかけておけば防寒・小雨対策もバッチリ。標高が高い分日焼けもしやすいので、帽子とサングラスも用意しておきましょう!
朝や夜帯など寒いとき
朝や夕方以降はもちろん、雨が上がった後などは意外と寒く感じられるタイミングも多い会場内。簡単に羽織れるシャツやスウェットを用意しておくと安心です。暑いときは腰や肩に掛けておけば、ファッションポイントとして一役買うときも◎
また、特にシャツなどは、日差しが強いときに日除けとして羽織る場合もあるので、なるべく汗を吸収しやすい&乾きやすい、綿やコットン素材を選ぶと心地良いです!身軽でいたい方は、カッパなどの雨具を防寒具として羽織る方法でOK。
足元は、ロングソックスに履き替えたり(寒くなったら膝まで伸ばしたり)、ナイロンなど軽い素材のカーゴパンツなどに履き替えられると気密性が上がり体温を温存できます。少々荷物は増えますが、寒がりな人は1着持っておくと、いざというときに心強い!
<+1 TIPS!おしゃれも楽しみたい!どんなアイテムがおすすめ?>
森の中の会場=トレッキングに向かう服装の人ばかりと思いきや、意外にファッションも楽しんでいる方も多いんです◎ とはいえ、<フジロック>的TPOも守りたいところ。機能性も抜群+おしゃれも楽しめるグッドアイテムはこんな感じ。
・バンダナ、スカーフ:頭に巻いて日差しよけor首に巻いて防寒対策にも役立ちます。
・サングラス:晴れている間は日差しの強い<フジロック>会場に必須のアイテム。紫外線から目を守るためにもUVカットレンズのものを選んでくださいね。
・フィッシングベスト:ポケットが沢山ついたフィッシングベストを身につければカバン要らず!ミニマリストにおすすめ。
・カラビナ:会場内はキャッスレス対応していますが現金も持ち歩きたい人はコインケースをぶら下げたり、車の鍵を吊りしておいたり、とにかく絶対に無くしたくない小物類はズボンに直接ぶら下げちゃって!
フジロックスタイルの手本②:雨の場合
1日のうち、雨が降ることも多い<フジロック>。会場内は安全対策の為、傘の使用が禁止なので、雨具をフル活用して足元がぬかるんだ会場をサバイブ!レインコートを主役に、土砂降りの中でも快適にライブを楽しめるファッションはこちら。
湿気ムンムンで暑いとき
7月末開催の<フジロック>。湿気が一気に集まり、日本の夏らしくジメジメと暑い時もあります。そんなときはレインコートで雨対策をしつつ、ショートパンツなど足元を身軽にして体温調整を!また、レインコートに付属しているフードを被ると頭と顔まわりに熱がこもりやすく湿度も増すので、頭部は撥水(防水)加工をしたハットに頼ると快適です。
エリアによっては水溜りが発生する場所もあるので、足元は長めのレインブーツ着用がおすすめ。特に雨で肌が濡れた時、レインブーツと素足が擦れて靴擦れになることが多いので、ソックスはなるべくレインブーツの丈よりも長いものを着用してみて!
雨に濡れて寒いとき
朝や夜帯に降る雨は身体を冷やすこともしばしば……。そんな時は、手持ちの衣類をフル活用しましょう!まずは、肌が濡れた場合はタオルで水滴を拭き、濡れた衣類からの着替えを忘れずに。最初のステップが済んだら、あとはレインコートの下にとにかく着込む(!)。最後まで風邪を引かないよう、体温&体力を温存することが重要です。
近くに宿を手配している方は、一度部屋に戻ってシャワーを浴びたり身体が暖かくなるまで休憩したりするのも手のひとつ!<フジロック>は広い会場に朝までコンテンツが盛りだくさんなので、1日の時間を効率よく使って遊んでくださいね!
<+1 TIPS!ベストチョイスを知りたい!レイングッズのおすすめは?>
コートからブーツまで、用意するモノも選択肢も多く迷ってしまうのがレイングッズ。いざという時のもこれを持っていれば安心な、<フジロック>会場で役立つアイテムをチェック!
・レインウェア:マストハブなアイテム。雨対策は足元だけでなく、もちろん全身にもケアが必要。風邪をひかないためにも、なるべく厚地でしっかり防水対策できるものを選んでみて。
・レインブーツ:ブーツの中に雨水が入るのを避けるためにも、なるべくロングタイプのものを選ぶと安心。ソールの素材や中敷き選びを工夫すれば、歩きやすさも確保できます。
・サンダル:足元がつかるほどの水たまりがステージ周辺にできてしまった時などは、靴下や靴の浸水を防ぐためにもサンダルを1足持っていると意外と便利。
・ジップロック:意外な必需品!急な雨に降られた際、スマホやお財布が水没してしまうのを防ぐために役立ちます◎ 濡れたタオルやTシャツを収納しておくこともできるので、大きめサイズ+多めに持ち歩くのがポイント。
富士祭電子瓦版ではフジロック’23の最新情報を更新中!
今年も、2023年7月28日(金)、29日(土)、30日(日)の3日間、新潟県 湯沢町 苗場スキー場で開催される<FUJI ROCK FESTIVAL ’23(フジロック・フェスティバル ’23)>。国内外から集まる、気鋭アーティストたちのライブはもちろん、明け方まで遊べるパーティーエリア「PALACE OF WONDER」の復活など、注目のコンテンツが盛りだくさん。富士祭電子瓦版では今年<フジロック>に出演予定のアーティストのインタビューも順次公開中なので、ラインナップと共にお見逃しなく。
また、限定Tシャツやタオルなど<フジロック>会場でも役立つグッズをはじめとしたオフィシャルグッズは『GREEN on RED』にて発売中。こちらもぜひチェックしてくださいね!
7/28(金)出演|STUTS
7/29(土)出演|TESTSET
7/30(日)出演|NIKO NIKO TAN TAN
text by Kazuki Hyodo
photo by
NEWS MEDIA QETIC「FASHION SNAP@FUJI ROCK FESTIVAL DAY1」
NEWS MEDIA QETIC「FASHION SNAP@FUJI ROCK FESTIVAL DAY2」
NEWS MEDIA QETIC「FASHION SNAP@FUJI ROCK FESTIVAL DAY3」
NEWS MEDIA QETIC「フジロック常連者に聞いてみた!印象的だった思い出、おすすめのフードや活躍したグッズ紹介も」