今年はなんてったってレッチリ!一緒に見ようぜ!
-おふたりともファンとして思いっきり楽しむ側として過ごされている、と。ちなみにおふたりはステージに出たい願望ありませんか?
澤部 自分は<フジロック>の素人さんが上がる『カフェ・ド・パリ』とかは、一瞬上がりたくなっちゃいますね。
-それは、ぜひとも上がっていただきたいです!
澤部 でもやっぱりそこまでの勇気がないですね。これは去年も瓦版でお話ししたんですけど、一般の方がすごい笑いを取ってたりするんですよ。すごくトークがうまくて、歌はさだまさしさん風みたいな。その後に上がるのはやめておこうってなっちゃいましたけどね。
小峠 でも、澤部が上がればすごい盛り上がるんじゃないの?
澤部 いやいや、そういう空気でもないですね。でもね、小峠さんともし会えたら、ふたりで出ましょうよ。バイきんぐのショートコント、やりましょうよ。
小峠 ふたりで出るとなると、確実に笑いを取らなきゃいけなくなる…。ていうか、俺らのショートコント、そんなにおもしろくないって、マジで。
澤部 いや、いいんですって。『キングオブコント』2012年の!
小峠 なんで『キングオブコント』のネタを<フジロック>でやるんだよ。
澤部 娘が男になって帰ってきたやつ。
小峠 あるよ。あるけど。
澤部 僕、西村さんの役、セリフを頭に入れておきます!
小峠 まあ、でもふたりでなら勇気は出るかもしれないね(笑)
-それは観て見たいですね。今、「フジロックでの野望をお聞かせください」って尋ねようとしていたんですけど、それでいいですね(笑)
澤部 まあ、当面はそうですね。
小峠 このふたりで会って、ベロベロに酔っ払ってたら行っちゃうかもしれませんね。でもシラフじゃできないな。ちなみに俺は基本、ライブに行ったらベロベロになりますからね。もう歩けないくらい(笑)
–では最後に、おふたりの今年のお目当てを。今年は記念すべき20回目ということで原点回帰な部分もあり、各方面からラインナップにも期待が高まっていますが。
小峠 レッチリですね。レッチリじゃないですか、今年は。
澤部 やっぱり、完全に1回目の<フジロック>のラインナップという意味でも格が違うんですよね。
小峠 <フジロック>のレッチリというのはやっぱり誰しもが特別な想いを持ってるんじゃないですか。10回目の、2006年出演時は俺も行ってましたよ。
澤部 僕も行ってたんですよ。かなり前のほうで観ていて。ちょうどジョン・フルシアンテの真ん前だったんですね。ジョンが日本に来た最後の時ですよね。
小峠 あとは、バトルズ観てみたいんだ。澤部、観たことある?
澤部 <フジロック>で観ましたよ。とんでもなかったですね。僕の中の<フジロック>歴代ベストアクトに入ってきますよ。
小峠 俺、バトルスはCDも持っていて。そこまで詳しくはないんだけど、メンバーがすごいとんでもない集団なんだよね?
澤部 とんでもないですよ。「マジで何なんだこの空間!!」みたいな。心がメチャクチャになりますね。となると小峠さん、今年は3日目ですね。
小峠 3日目もすごいね。でもウィルコも観てみたいし。
–これまでの<フジロック>のベストアクトや印象に残っているものも振り返っていただくと?
小峠 ベストアクト……難しいな。
澤部 やっぱりこのときのレッチリかな……。あとはアーケイドファイア、レディオヘッド、とか。
小峠 レディオヘッド、フジロックで観たんだ?!いいね。俺は、あれが良かったな。エモの第一人者みたいな人たち…
–ジミーイートワールド?
小峠 そう!ジミーイートワールド!あれはよかった。かっこよかった。
澤部 高校の頃、聴いてましたねえ。僕は何回か出てるけど、ザ・ミュージックがよかったな。
小峠 俺はジャック・ジョンソンとかも<フジロック>で観たかったな。
澤部 そうですね、今年はベックも観たいですね。
小峠 今年、俺は日本人だったらボアダムスで、外国人だったらレッチリですかね。
澤部 僕も、レッチリだろうな。あと、レオン・ブリッジズがすごく良いですね。すごい注目されてますよね。シブい。
小峠 あ〜〜〜俺、日曜日マジで行きたいなあ!!結局、音楽は踊れるかどうかだけだと思うんですよね。良いか悪いかは身体が動くかどうか。よく「予習する」なんて言いますけど、いい音楽は最初に聴いておく必要はないですし、初見で良かったら、身体が動きますから。
–ありがとうございます。おふたりのお話を聞く限り、レッチリはこれまでも強烈なインパクトのようですし、今年こそできればレッチリを一緒に観れたらいいですね。
小峠 そうだね、観たいね。
澤部 ええと、そこはちょっとごめんなさい。1人で。
小峠 なんで嫌なんだよ。
–これだけ、一緒にステージに出ようとか言っておきながら。
小峠 なんで嫌なんだよ!
澤部 …集中したいんで。すみません!!
小峠 いや、別に大丈夫だよ。俺、邪魔するわけじゃないし!
澤部 いや〜でもちょっとすみません…(苦笑)
最終的にまさかの展開。小峠さんの心の声で、「なんて日だ!!」と聞こえてきそうな今回の対談でしたが、おふたりが苗場で無事再会できることを期待しています!最後はレッチリ風のフジロック芸人決め写真&動画コメントをご覧ください。
Photo by Chika Takami
Interview by Shotaro Tsuda
Text/interview by Emiri Suzuki
取材協力:Hakuhodo i-studio Inc.
INFORMATION
『SMASH go round 20th Anniversary』 FUJI ROCK FESTIVAL’16
2016.07.22(金)、23(土)、24(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場