“楽しみ方は人それぞれ” ピラミッドガーデンプロデュースのCandleJUNEが語る過ごし方

2015.07.10 SPECIAL

2010年にキャンプサイトエリアにオープンしたピラミッドガーデン。キャンプサイトのリストバンドをしている人なら誰でも入場可能ですが、単なるキャンプエリアではなく、独自のワークショップやライブなど、<フジロック>をより深く楽しむことのできる、知る人ぞ知る人気エリアです。

そんな魅力あふれるピラミッドガーデンの空間演出をおこなうキャンドルアーティストのCandleJUNEさんにピラミッドガーデンをはじめるに至った経緯や、この空間ならではの過ごし方。そして今年のピラミッドガーデンについてお話をお伺いしてきました。

Interview:CandleJUNE

kdj-sub1 “楽しみ方は人それぞれ” ピラミッドガーデンプロデュースのCandleJUNEが語る過ごし方

ピラミッドガーデンは<フジロック>の歴史の中でも比較的に新しい2010年に登場しましたが、どのような経緯から誕生したのでしょうか。

CandleJUNE(以下、JUNE) デコレーションをしていたフィールド・オブ・ヘブンを卒業した年に、日高さん(株式会社SMASH 代表取締役社長)に<フジロック>卒業の挨拶に行きました。その時「<フジロック>にピラミッドを作れないか? ピラミッドを作るならそこで何をやってもいいぞ。」とプロデュースのお話をいただいて、「作ります!!(笑)」という流れから生まれました。当初はピラミッドを建ててはバラす。を繰り返していましたが、現在は冬でもピラミッドは常設されています。

古材を用いた巨大な木材でピラミッドはできていますが、その木材はJUNEさんが集めてらっしゃるんですか?

JUNE ボードウォークは毎年地元の人たちやボランティアの方たちが貼り直していますが、そのボードウォークの廃材をもらって作りはじめました。もちろんそれだけでは足りないので、自分の方でも持っている廃材も利用していますね。

現在は常設されているとおっしゃっていましたが毎年部分的につけ加えたり、時には減らしたりなどのその年、その年に変化はありますか?

JUNE 毎年雪が降っている時期にも見に来たりしていますが、雪でダメになってしまうこともあるので、雪が溶けた春から修復をはじめます。毎年新たなテーマを作るということはしたくありませんが、結果的には新たな挑戦はしていますね。例えば一昨年からはスウェットピラミッドというサウナを作りましたし、今年はピラミッドミュージックシステムというDJブースピラミッドの設置を考えています。

サウナは話題になっていますね。なぜピラミッドガーデンでサウナをはじめたのでしょうか?

JUNE これはまだ実現はしていませんが、ピラミッドガーデンが冬にも開催できたらと思い、雪の中にスウェットロッジみたいなものがあってもいいかなと思ったのがはじまりです。スウェットピラミッドは普通のサウナではないですし、大きさ的にも入れる人数に限りがあるので、かなりレアな場所になっていますね。

kdj-sub009 “楽しみ方は人それぞれ” ピラミッドガーデンプロデュースのCandleJUNEが語る過ごし方

プロデュースの初年度から現在のピラミッドガーデンの構想はでき上がっていたのでしょうか?

JUNE 年を重ねていく中で少しずつでき上がってきたという感じですね。でも実は、今年は今迄よりも「こうしたい!」という少し前のめりなやる気! があるんです。ライブ枠も増えた朝のライブは芝生でゴロゴロしながら楽しめる感じにしたいし、お昼からは親子イベントなども多く企画していている坂田かよさんにもDJをしてもらいます。他にも初日のライブでGOMA君(ディジュリドゥ奏者)に出演してもらいますが、キャンプサイトのエリアにはファミリーも多く、親子が朝からたくさん集まってくれるので、「ディジュリドゥを親子で一緒に作って吹いてみよう!」というワークショップも金曜のお昼一回だけですが予定しています。なかなかやっていないことだからぜひたくさんの人に参加してもらいたいですね。

キャンプインフェスの醍醐味でもある体験、触れ合いですね。

JUNE ピラミッドガーデンには朝早くからリトルナップのコーヒーを飲みに来たり、キャンプファイヤーの火の管理をしてくれるお客さんがいたり、他のステージとは違ってスタッフとお客さんの線引きがなくみんなでキャンプしている仲間たちみたいになるんです。
今年はそうやって集まってくれる人たちと一緒に朝ヨガをしたり、さらに今年はアンダーカバーデザイナーの高橋盾さんにピラミッドガーデンオリジナルデザインを作ってもらったので、ステンシルアート守矢さんと一緒にプリントワークショップやMAO SIMONSというペインターのシルクプリントなど、ワークショップコンテンツもピラミッドガーデンらしいものを準備しています。もちろんライフワークの被災地支援“LOVE FOR NIPPON”のブースも作ります。カフェも昨年好評だったピラミスカレーやフォーもさらにおいしくするそうです。

朝起きてピラミッドガーデンに行って、コーヒーを飲んでみんなでヨガをする。それから音楽を聴きながらゴロゴロしてワークショップ。気持ちよさそうですね。

JUNE ピラミッドガーデンは昼くらいには大体の人がいなくなります。ピラミスカフェというカフェのメンバーも「<フジロック>に行ってらっしゃい!」という風にみんなで会場に送り出す気持ちがあります。そしていろいろなステージに行って疲れて帰ってきた時に、夜の雰囲気へと変化したピラミッドガーデンで、「おかえりなさい」と言ってみんなを迎えます。そこから<フジロック>本体にはないような、夜の桃源郷チルアウト感あるこの空間に最高にあうライブステージが23時頃からはじまります。この場所ではゆっくりとおもいおもいの時間を楽しんでもらえればと思っています。