各界のキーパーソンたちに<フジロック>の魅力を語り尽くしてもらうこの企画。第1回目の石野卓球氏に続いて登場するのは、映像ディレクターの関和亮氏! 関氏といえば、Perfumeやサカナクションの映像作品やビジュアルのディレクションを手がけることで有名なクリエイターだ。最近では監督を担当したOK GOのミュージックビデオがYouTube上で1800万回も再生され、世界的に話題を呼んでいることも記憶に新しい。関氏は、とあるエリアの運営に10年以上も携わってきて、なんと実際にステージに立ってパフォーマンスも披露している。おそらく、ほとんどの人が初耳だと思う。だって、これまで関氏が<フジロック>に関わっていることは、どこにも発表されてこなかったのだから。今や日本を代表する映像ディレクターは、どのような形で<フジロック>に関わってきたのだろうか? 本邦初公開のヒストリーを明かしてもらいましょう!
Interview:関和亮 (聞き手:岩盤代表 豊間根聡)
豊間根 まさか関さんをインタビューすることになるとはね!
関 まずはそこからですよね(笑)。今日のインタビューは長いですよ、きっと。
豊間根 でも、面白いインタビューになると思うよ。だって、何者でもなかった人が<フジロック>と関わりながら、ここまでのクリエイターになったんだから。
関 何になった訳じゃないですけどね(笑)。そういえば俺、<フジロック>のステージに立っているんですよね(笑)。
豊間根 そうだよ。関係ない話のようだけど、ここを語らないとインタビューが先に進まない(笑)。世間的には、スペース・カウボーイを呼んだ2004年が<GAN-BAN NIGHT>のスタートだと思われている節があるけど、それこそ2002年頃から内輪の仲間で楽しく酒を飲むDJパーティーを<GAN-BAN NIGHT>という名前でやってたのが最初なんだよね。ウチの社員、店(岩盤)の連中、友達連中、アーティスト仲間たちが西麻布の小さいクラブに月1回集まる、そんな立ち位置から始まっていて、その第1回目から関さんはVJをやっているわけで。
関 うん、そうですね。
豊間根 その後のスペース・カウボーイ、シザー・シスターズから、2008年の幕張、ジャスティスやボーイズ・ノイズの<GAN-BAN NIGHT>のエレクトロ期はずっと関さんがVJをやってた。今でも<GAN-BAN NIGHT>のホームページを見ると関さんの写真が見られます。当時、pre-schoolのメンバーだった芹野貴之がバンドを辞めてウチの会社に入って、バイヤーをやりながら<GAN-BAN NIGHT>のレギュラーDJをやっていたんだけど、<GAN-BAN NIGHT>が有名になっていくにつれて、セリノは海外の有名DJたちと毎回共演をしているということで、遂に(笑)2005年のレッドマーキーに出ることになった。そしたら、VJは当然のように関さんに!ってオレがオファーしたっていう。
関 懐かしい(笑)。
豊間根 でもオレからすると、不安で仕方がなかったわけよ(笑)。そこで1人より2人だ! 音だけじゃなくて映像だ! って。物量勝負! ってことで関さんにもオンステージしてもらった。でも実際、レッド・マーキーのステージ上に二人が並んで、ライブユニットっぽくDJとVJをやったら、すごく盛り上がったんだよね。たしかピーター・フックの後でさ、ピーター・フックが立て続けにニュー・オーダーの曲を繋いで行くニューオーダー・メドレーやっててドッカンドッカン盛り上がってて。セリノが「この人、大ファンだったけど大嫌いになった」って言ってた(笑)。この後はやりにくいなぁーってオレも思ってたんだけど、最終日の深夜3時くらいで、お客さんもやけくそで盛り上がってる感じですごくよかった。まぁ、この話は長くなるから、<フジロック>についての話を始めましょう(笑)。そもそも関さんが一般のお客さんとして<フジロック>に行き始めたのはいつ?
関 豊洲で開催した1998年ですかね。
豊間根 結構前から行ってるんだ。
関 1997年の<フジ>のことは聞いていたし、そのときからある種の伝説だったんで、すげえなーとは感じていましたから。たしか、ビョークとかイアン・ブラウンとかミッシェル・ガン・エレファントとかが出ていたのかな。
豊間根 関さんとは1997年くらいに知り合ってから一緒に仕事もしてきたけど、GAN-BANが運営するエリアのVJとして初めて苗場に呼んだのは2002年だっけ?
関 そうですね。豊間根さんが運営するエリアだし、単純に<フジロック>に行きたいという理由で、無理矢理自分で仕事を作って行っているようなものだったから、最初の頃は迷惑だったと思います(笑)。
豊間根 関さんをリーダーにしたVJチームはすでに<GAN-BAN NIGHT>で出来上がっていたから、そのチームを苗場に連れて行くのはオレにとってはごく自然な選択だった。でも、当然って言ったらあれだけど、当時はノーギャラ・ノー宿で(笑)。
関 テントを勝手に持ち込んで、ここならいいよっていうスタッフが使うようなスペースを借りてね。
豊間根 通称、ハイアット・リージェンシー苗場ね。
関 そうやって言うんですか(笑)?
豊間根 そうそう。主にロンドンチームがあそこでキャンプをするんだよ。
関 最初は単純に<フジロック>に行けるという嬉しさが大きかったけど、長野育ちの俺にとっては、キャンプがすごく楽しかったんですよね。ずっと都会でのエンターテインメントの仕事で殺伐とした毎日を送っていたから、苗場はリラックスできるし、何も考えなくてよかった。俺、何の文句も言ってなかったですよね?
豊間根 本当に何の文句もなかった(笑)。客観的に、「あぁ、こいつは本当に<フジロック>が好きなんだな」って思ってた。
関 若い頃は有給を取っても仕事に支障がなかったんで、単純に夏休みみたいな形で行っていたけど、途中から何となく仕事半分休み半分みたいになってきて。だから2002年からは<フジロック>は皆勤ですね。遅刻はしたかもしれないですけど(笑)。
豊間根 でも、関さんの今の状況を考えると、仕事の調整が大変じゃないの?
関 でもその年の<フジロック>の開催が発表されると、この人(豊間根氏)から電話がかかってくるんで(笑)、その段階でスケジュールを空けるっていう。強制的な感じに、遅くとも2月には7月後半の予定が埋まるんです。僕の通常の仕事のオファーでいうと、早くて2ヶ月前とかなんですよ。昔は、若いのになぜか2ヶ月先のスケジュールを断っていたっていう(笑)。ただ、近年はフェスがすごく多くなってきているので、7月後半から8月中旬辺りはあまり仕事がないというか。ミュージシャンは制作よりもライブに専念する傾向があるので。
豊間根 なるほどね。仕事半分休み半分という話があったけど、何年か前、スマッシュから関さんにレッド・マーキーでオフィシャルのVJを頼めないか? という相談があったじゃない?もちろん真剣に検討して悩んでいたのは知っていたけど、最終的に断ったんだよね。なんで? 今日はそこを聞きたかった。
関 やっぱり、入口が仕事じゃなくて遊びの延長だったのが一番大きいですよ。レッド・マーキーはオフィシャルステージとして名前が大々的に出てしまうところなので、それを受けると必要以上に仕事を意識してしまうから嫌だったんです。仕事を忘れて苗場まで行くのに、また仕事するのかっていう(笑)。適当なことをしているわけではありませんけど、岩盤スクエアはすごくゆるい雰囲気でやっているところだから、カチッとスイッチを入れて仕事モードになるっていうのが、まったくイメージできなかったんですよね。音楽を聴いてリラックスする延長で仲間とやりたいのが、僕にとっての岩盤スクエアなので。
豊間根 じゃあ、関さんにとっての<フジロック>の魅力はどの辺なんだろ?
関 自由に過ごしていて、誰からも何も言われないというか(笑)。普段はいつまでに何をやらなくてはいけないとか、そういう制約の中で生きていると思いますけど、<フジロック>では気付いたら夕方になっていたとか、そういうストレスを感じないことが一番の魅力なんですよね。意外と3日間、音楽をほとんど聞いてない年もありますし(笑)。「勿体ねえなー」とか言われるけど、それが楽しかったりする。もちろん、ずっと音楽は流れていますし、夜に岩盤スクエアで音楽を浴びてすごく満足して、翌日は午後まで寝ているとか(笑)。
豊間根 朝5時までやっているしね。
関 そういう意味では、自分が<フジロック>に一番感じる魅力は“自由な空間”ってことですかね。
豊間根 関さんと<フジロック>との関わりは10年以上だけど、入口は洋楽ファンとして他のお客さんと同じように入ってきていて。今では、<フジロック>での過ごし方を自分なりに見つけているっていう感じだよね。
関 自分は洋楽ファンですけど、とはいえ知らないバンドの方が多いですよ。ぼーっと歩いていて、小さなステージでやっているミュージシャンに驚かされることもありますし、そこでファンになることもひとつの魅力ですよね。去年はセント・ヴィンセント。まったく知らなかったけど衝撃を受けました。
豊間根 過去一番印象に残っているステージは?
関 モグワイがホワイト・ステージでやったときが一番感動しました。あのときはたしか夥しい数のミラーボールをステージに吊って、最初は真っ暗なんですけど、楽曲のピークで全部が点いて。その光景がすごく綺麗で感動的でした。あと、ベースメント・ジャックスがホワイトでやったときに、低音が出すぎていてビビるっていう経験をしたことも(笑)。服が揺れて、「なんだ、この低音!?」って(笑)。要するに、CDとか普段のコンサートでも感じられないことが苗場には普通にありますよね。コールドプレイが最初にやった昼間のグリーン・ステージはずっと泣いていましたし。
豊間根 10年以上参加してきて、会場の雰囲気に変化を感じることはある?
関 お客さんがすごく変わったと思いますね。分かりやすく言うと、昔はチケット代の元を取ろうと、できる限り多くのアーティストを見ようとする人が多かったけど(笑)、今は入場規制なんて昔ほどかからないし。みんな過ごし方が分かってきたというか。ゆったり過ごしたり、フェスでの過ごし方が圧倒的に変わったと思いますね。何年か前、<フジロック>に行く前に僕ら岩盤スクエアのVJスタッフで、打ち合わせと称した決起集会を東京の居酒屋でやったんですよ。そこで、<フジロック>であれを見よう、これを見ようと話していたら、店員さんが「<フジロック>に行かれるんですか?僕も行くんです」って声をかけてきて。「どのアーティストが目当てですか?」って聞いたら「僕、酒飲みに行くんですよ。音楽よく分かんないですよねー。昼から飲んでも誰も文句言わないじゃないですかー」って言うんですよ(笑)。そういう人もいるんだなぁなんて衝撃を受けたのを覚えていますね。
豊間根 管理っていう部分からは一番遠い場所だよね。
関 その割には秩序が守られているっていうか。あれだけ多くの人が居るのに、喧嘩している人とか見たことないですね。
豊間根 まぁたまにいるけどね、管理されたがる人(笑)。ところで、関さんのキャリアにも触れていきたいんだけど、2006年だっけ? 卓球さんが岩盤スクエアで初めてDJをやったときに、瀧さんが出てきちゃって、結局電気グルーヴになっちゃったっていうハプニングがあったじゃない? その裏で、関さんと瀧さんが熱い抱擁を交わしていたっていう(笑)
関 以前に瀧さんがインディーズ映画の監督をやったことがあって、そのときにたまたま俺が助監督として付いたんですよ。あのときに再会して瀧さんに撮影の話をしたら、「おー! そうかー!」ってあのでかい体で抱き付かれたまま、テントに押しつけられて(笑)。電気グルーヴさんとは実は、ガムのCMに出演したときの監督をやらせてもらっていて、その時も「豊間根さんにお世話になっていて」と話したら、「おー!」って反応してくださって。その年の冬に苗場で<WeSky a Go-Go!>をやったときも、わざわざ卓球さんが挨拶に来てくださったんですよね。
豊間根 関さんが仕事で関わるアーティストも<フジロック>に出演しているよね。
関 サカナクションが初めてだったと思います。彼らがホワイト・ステージに出たのは感動しましたね。陣中見舞いじゃないですけど、ステージ裏まで応援に行ったんですよ。本人たちはすごく緊張していて、「絶対大丈夫だよ。盛りあがるよ!」って声をかけたのを覚えてます。結果、めちゃくちゃお客さんが入って盛り上がりましたし。さっき俺が<フジロック>のステージに立ったって言いましたけど、ステージ上とか袖から見たりしていると、やっぱり俺の仕事はステージに立つんじゃなくて(笑)、ステージに立つ人を引き立てることなんだなって思わされます。
豊間根 去年の<フジロック>にOK GOが出たけれども、岩盤スクエアで関さんからOK GOと仕事するって聞かされたでしょう。あれからすっかり忘れていたときに、あのMVが公開されて「これかぁ!」って驚かされた(笑)。
関 有難いことにどえらい話題になって(笑)。
豊間根 日々の生活や仕事の中で、<フジロック>から影響を受けていることはあると感じる?
関 ライブハウスも好きで、そこで感じられることがもちろんありますけど、<フジロック>の野外で音楽を大人数で体感できるのはかけがえのないものであって。クリエイティブの仕事をしている立場としても、テレビ画面からは体験できないようなものをいっぱい感じられるというのはすごく思いますね。それと、単純に朝から夜まで山にいるので、普段感じられない天気や空気の変化に気付いたり、きれいな夕焼けに感動したり。普段は体験出来ない事を体験できる機会だから、きっと何かに活かされているはずです。あとは、人とのつながりも大きいです。岩盤スクエアを一緒にやっている連中だったり、それを見てくれる人だったり。<フジロック>でしか会わない人もいますけど、それが楽しい。田舎じゃないですけど、ここに帰ってきたっていう感覚もすごくいいなって。
豊間根 あの環境って全部体験だよね。夕焼けもあれば、土砂降りみたいな雨もある。そんな中で仕事をするのはすごく大変だけど、お客さんだって土砂降りの山の中でライブを観るのは滅多にある体験じゃないよね。
関 ある意味、アドレナリンが出ていると思いますよ。雨もひとつの演出みたいな。俺、昔、昼間の岩盤スクエアでぼーっとしていたんですよ。テーブルが2、3個置いてあって、雨が降っていて、俺はカッパを着て座っていたんです。そしたら女の子がちょっと訛った話し方で「ここ空いてますか?」って言ってきたんです。もちろん「どうぞ」って言って。すると彼女、雨の中ですごい勢いでピザを食べ始るもんだから、「そんなに急がなくていいんじゃない?」って声をかけたんですよ。そしたら「私、青森から来ていて、今日帰らなくちゃいけないから、早く食べてもっといっぱい(ライブを)観たいんです!」って。彼女にとっていい思い出になるなって思えて、涙が出そうになりましたね(笑)。
豊間根 <フジロック>のお客さんは汁物を食べるときでも、雨が土砂降りでも関係ないって感じだよね。雨宿りっていう発想がない(笑)。
関 若いうちにそういう体験っていいじゃないですか。好きなアーティストを一つでも多く観たいっていう感覚は、なかなか今のおじさんにはないなーなんて思いますね。若い頃の過ごし方って今とは本当に違っていて、僕も昔はいろいろと観に行ったし、ビーサンを履いていて山ダニに刺されて、ゾウのような足になって帰ってきたこともありましたね(笑)。仕事の撮影で山に行くとなると、「山を舐めちゃいけねえ!」って監督が一番気合い入りますから(笑)。
豊間根 確実に経験値が上がっているっていう(笑)。
関 だいぶ学んでいますね。そういう意味では飽きないです。毎回、「来た―!」っていう実感もありますし。やっぱり<フジロック>に来たらこの曲を聴きたいとか、この曲で盛りあがるっていう定番もありますから。
豊間根 岩盤スクエアにも必ず毎年のアンセムがあるからね。いろいろなDJが出るんだけど、必ずかける一曲があるっていう。
関 「はいはい」とか思いながら、それがかかると盛りあがる(笑)。岩盤スクエアは誰でも受け入れるし、いつ来ていつ出て行ってもいいし、寛容な感じが楽しいんです。だから、まったくお客さんがいなくて、俺が一人で踊っているときもあります(笑)。朝5時頃の明るくなり始める感じとか最高ですね。
豊間根 みんな人間じゃない感じがする(笑)。女の子が一人で何時間もずーっと同じ場所で踊ってることもあるよね。あれは美しい(笑)。
関 なかなか経験できることじゃないので、是非朝4~5時の岩盤スクエアに来てほしいですね。本当に色んなことを忘れられますし、とにかく楽しんでリフレッシュできる場所だと思いますから。
豊間根 今日はありがとうございました。ところでさ、去年も言ったけど、いつ<プロフェッショナル-仕事の流儀->に出るのよ? オレ、ずっと待ってるんだからさ。関さんがあの番組の演出で「プロフェッショナルとは?」に答えてたら、それ見ながら何時間でも酒が飲める(笑)! 出たら絶対<フジロック>のスタッフです! って言ってくれよ。
関 検討します(笑)。
text&edit by Shota Kato(CONTRAST)
photo by Nozomu Toyoshima
関和亮(Kazuaki Seki)
1976年長野県小布施町生まれ。Perfumeのアートディレクション、MVディレクションをはじめサカナクション、アジカンなどのMVディレクションもつとめる。昨年共同監督したOK GoのMVが話題に。近年はフォトグラファーとしても活動、またNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』のOP映像も制作。活動は多岐にわたる。
INFORMATION
GAN-BAN NIGHT SPECIAL feat. MODESELEKTOR
2015.02.10(火)@新木場ageHa
OPEN/START 23:00
ADV ¥4,000
TICKET ぴあ(Pコード:247-711)、ローソンチケット(Lコード:70208)、イープラス、岩盤
LINE UP:MODESELEKTOR [LIVE] with Pfadfinderei [VUSUAL]、TAKKYU ISHINO、DJ KENTARO、SUGIURUMN、SEKITOVA、eli walks、SUNSEAKER、QUARTA330 [LIVE]、tsune23、SHARRE(Kompakt)、A Taut Line(Greeen Linez/Diskotopia)、Mr.Tikini (OSIRIS DCLXVI)、Am Rhein(Diskotopia)、Takeru John Otoguro(block.fm)、K(Play decibel)、KICK OFF(Play decibel)、roommate、Yukihiro Takaoka、Pizza Bozz、VJ: VJ MANAMI、BENZENE by VMTT
※20歳未満のご入場はお断りいたします
※要写真付き身分証
INFO:03-3444-6751(Smash)
雪の苗場でWeSky a Go-Go!
2015.02.28(土)@苗場プリンスホテル4号館1階 イベントホール『ブリザーディウム』
START 18:30/CLOSE 23:00
LINE UP(DJ):石野卓球/砂原良徳/SUGIURUMN/SUNSEAKER
ADV ¥3,900