<フジロック>は、世界の重要音楽フェスティバルを格付けする『Festival 250』(2016年)においてアメリカの<コーチェラ>、イギリスの<グラストンベリー>に次いで第三位に格付けされた日本が誇る野外音楽フェスティバル。世界の音楽フェスではファミリー参加も当たり前ですが、日本ではまだ「子連れで参加できるの?」や「子連れで楽しめるの?」と考えて諦めたり参加に踏み切れない人もまだまだ多いのが現状です。
子連れフジロックを全力で楽しむためには“準備”をしっかりすることが第一ですが、子どもと一緒に楽しめるポイントを予め押さえておくのもひとつの手。そこで今回は、公式サイトを含めた様々な情報を元に子連れフェスライターの実体験によるレコメンドを加えた、子どもと一緒に遊べるとっておきのフジロック・スポットをご紹介します。
|フジロック“無料エリア”
フジロックの巨大空間は、大きく分けて有料の“場内”と無料であそべる“場外”の2つ。例えば、シャトルバス乗り場や場内駐車場から入場ゲートまでの間にある「クリスタル・パレス」や「ルーキー・ア・ゴーゴー」という個性的なステージがある「パレス・オブ・ワンダー」と呼ばれるエリアはチケットなしでも楽しめる場外に位置しています。まずは“無料エリア”から!
SPOT★1「ゴンちゃん」
フジロック会場内外に点在する、目のついた「ゴンちゃん」という名の石。ロンドンのアーティスト、ロバート・ゴードン・マクハーグ三世(通称ゴードン)さんによる作品で、8年前にはケミカルブラザーズが彼らに模したゴンちゃんを持ち帰ったという逸話もあります。主に場内を流れる浅貝川に生息しており、入口ゲート近くの巨大な青ゴンちゃんと赤ゴンちゃんはフジロック有数の撮影スポット。最終公演日の夕方までは絶対にゴンちゃんを取らないようにしましょう。お持ち帰りはその後で。
SPOT★2「フラッグ&デコレーション」
国際色豊かな色とりどりのフラッグが掲げられ、その年々でデザインが変わります。また、空気で膨らませるインフレータブル・デコレーションも子どもにとっては興味津々。国の名前をクイズにしたり、子どもと一緒に色や数を数えてみると面白いですし、ゲートまで遊びながら進めますよ!
SPOT★3「パレス・オブ・ワンダー」
乗り物好き男児のチェック・ポイントは「パレス・オブ・ワンダー」。このエリアのオブジェには車やバイクなどの廃材が使われているので昼間のうちに写真を撮ったり眺めたりして、日暮れた帰り道には怪しいムード満載の大人の社交場へと変貌しライトアップされた夜の顔もちらりと覗いてみるのも◎。