【こどもフジロック】こどもフジごはん 2017

フジロック開催まであと7日！　【こどもフジロック】では、これまでに5つのコラムをご紹介してまいりました。

そしてフジロック開催前、最後のコラムとなる6回目のお題は「ごはん」です！

子連れ外出時の懸念事項トップ3に入る「ごはん」。
中学生ともなれば、日本のみならずワールドワイドな食文化がふんだんに提供されるフジロックの誇る‘フェスごはん’を大人同様に楽しめることでしょう。しかし、小さなお子さんの場合には気を配る必要がありますよね。離乳前やアレルギーを持ったお子さんならなおのこと。

昨年、こどもフジロックでのインタビューにお応えくださった広末涼子さんや、今年インタビューに協力してくださった参加経験のある親御さんたちの「食についての子ども向け情報があったら助かる」という声を多く耳にしました。

そこで今回は、昨年に引き続き、100を超えるフジロック場内外で提供されるフェスごはんの中から、『小さなお子さんにも食べて欲しいフジロックのフェスごはん8品』をご紹介します。

ごはん

お店① 『葡呑』(ぶのん)

東京・西麻布にひっそりと佇む一軒家「葡呑」。そのお洒落な店構えとナチュラルワインが映るホームページの世界観とは一見縁遠そうに思える庶民派フードの「おいなりさん」。イタリア、フランス、シンガポールなど国内外での食イベントには多数出店しているものの、ルーツに寿司屋を持つ中湊オーナーの和を愛する心と野外でも優しい食事を提供したいという想いから音楽フェスに今回初出店する。ビーガン向け、日替わりメニューも提供予定。‘甘塩っぱさ’が恋しくなったらBLUE GALAXYへ！

・【こどもフジロック】おすすめメニュー：
稲荷寿司（鶏そぼろ、卵、きくらげの３個セット）／販売予定価格¥600

・原材料名:
豆腐／米／卵／鶏肉／きくらげ／胡麻／油／鰹だし／砂糖／みりん／醤油／薄口醤油／日本酒／塩／昆布／生姜／酢

・フジロックでの出店場所：
BLUE GALAXY

・フジロック出店回数：
初

・葡呑オーナーシェフ・中湊茂様から一言
「四季のものを取り入れ、色使いに気を配る日本料理特有の良さをオープンいなりスタイルでお届けします。今回はお子さんに大人気メニュー３つのセットをご用意しました。食べやすくて優しい味付けの稲荷寿司はお子さんにも安心して食べていただけますし、私がフジロックに参加した時に食べたいと感じたのも和食でしたので「ほっとできて食べやすい日本食」を楽しんでください。その他、ナチュラルワイン、しじみ汁等もご用意してお待ち致しております。」

パン・ピザ

お店② 山のハム工房　ゴーバル

岐阜の山の上にあるハム工房から苗場の山奥に美味しいソーセージとバゲットを抱えてやってくるのは「山のハム工房　ゴーバル」。同じ村で育った豚で丁寧に手作りされたソーセージと地元のパン屋のバゲットで作るこだわりの「ホットドッグ」は遊び疲れた子どもや大人に本当の美味しさを届けてくれる。マスタードも辛くないが、お好みでマスタード抜き、キャベツの酢漬け抜きもOK、ホットドッグ以外にもバジルソーセージ、ビストロソーセージなどが用意される。とことんこだわるお店は、お客さんにもとことん優しいのだ！

・【こどもフジロック】おすすめメニュー：
ホットドッグ／販売予定価格¥600

・原材料名：
国産小麦粉（麺ノ鄙歌／ニシノカオリ）／モンゴル産塩（天外天塩）／セミドライイースト／麦芽糖／ゴーバル製ラード／ゴーバルの豚肉／トマト／黒砂糖／天然羊腸／アップルマスタード／香辛料／キャベツ／酢

・フジロックでの出店場所：
SHOP AREA

・フジロック出店回数：
2回目（2013年）

・山のハム工房　ゴーバル工房長・田中亮太様から一言
「ゴーバルと同じ村で育った豚を自分達の手でさばいてソーセージに加工しています。具材一つ一つにこだわっているので美味しくない訳がありません。ホットドッグはたっぷりのケチャップとマスタードをのせて食べるのが定番ですが、ゴーバルのお店には調味料は置いてありません。「何もつけなくてもうまい！」と感じてほしいのです。そしてそれからで良いんです。「添加物、化学調味料を使ってないんだ。」って思うのは。そうだったらうれしいなぁと。」

お店③ SAKURAGUMI

日本のNAPOLIである兵庫県・赤穂に店を構え、真のナポリピッツァと海鮮ナポリ料理を提供する「SAKURAGUMI」。オーナーの同級生がフジロックに出店していたことがきっかけとなり、以後長年に渡ってフィールド・オブ・ヘヴンにてオーディエンスたちの胃袋を満たしてきた。今では「ヘヴンのピザ」として親しまれ、その美味しさからリピーター続出で毎年大行列ができるフジごはんの中でも大人気のお店だ。過去、こどもフジロックのインタビューでも広末涼子さんやケロポンズが大絶賛していた焼きたてのピザをキッズと一緒に味わおう！

・【こどもフジロック】おすすめメニュー：
マルゲリータ（ホール）／販売予定価格¥1,500

・原材料名：
小麦粉／塩／ビール酵母／水／牛乳／レネット／オリーブ油／チーズ／トマト／バジリコ葉

・フジロックでの出店場所：
FIELD OF HEAVEN

・フジロック出店回数：
16回目（2002年〜）

・SAKURAGUMIオーナー・西川明男様から一言
「フジロックに出店してから10年以上経ちましたが、ピザを見た瞬間にお客さんがニコッとなる笑顔を見るのが嬉しくて、毎年、なるべくお待たせしないようにと頑張って焼いています。午前中は並ばずにお求めいただけると思いますので、子連れ参加の皆さんもぜひヘヴンのピザ屋へいらしてください。子どもも大人もみんなで楽しくピザを食べて、フジロックを楽しんでくださいね。」

麺

お店④ じろえんどん

な、な、なんと！　戦国時代の上杉家の財政を支えた「からむし」が、時空を超えて「うどん」になって、今年初めてフジロックに登場！　地元・新潟から出店の「じろえんどん」によると、「からむし」とはイラクサ科の多年生植物でその繊維を使った織物は古代から上質な布として珍重され、上杉謙信、景勝の2代が莫大な利益をあげたものの原料だそうだ。それがなぜ「うどん」になったかというと、研究家によって繊維以外にも栄養価の高い成分が葉部分から検出されたことで料理に用いられるようになったそう。ぜひご賞味あれ！

・【こどもフジロック】おすすめメニュー：
サラダうどん／販売予定価格¥600

・原材料名：
小麦粉／食塩／からむし粉／加工でん粉／ベビーリーフ／ミニトマト／卵／麺つゆ／マヨネーズ

・フジロックでの出店場所：
OASIS

・フジロック出店回数：
初

・じろえんどん・戸田 夏野乃様から一言
「今回初出店のじろえんどんです。バテそうなかたには野菜を使ったサッパリ系、ハングリーなかたにはお肉を使ったガッツリ系で！　うどんをご用意してお待ちしてます。フジロックを楽しんでいる皆様に食でも楽しんでいただけるよう頑張ります！」

お店⑤ nano食堂

京都UrBAGUILDで働きながら、その場所や時間に必要な食べ物を臨機応変にお届けする出張なんでもつくる屋さん「nano食堂」。‘なるべく自分たちの手で作りたい’というこだわりと、主に京都、滋賀で、生産者さんが大切に育てた食材を使う‘美味しい’が基本のお店の一押しメニューは「鰹だしと生姜のしじみ麺」。宍道湖産大和しじみをふんだんに使った優しい味のスープでいただくフォーは、小さなお子さんから疲れた大人までおすすめの一品。フルーツベースの自家製シロップを使ったかき氷も販売されるので要チェック！

・【こどもフジロック】おすすめメニュー：
鰹だしと生姜のしじみ麺／販売予定価格¥600

・原材料名：
玄米農薬不使用(南魚沼産)／昆布／鰹節／生姜／葱／宍道湖産大和しじみ／薄口醤油／日本酒／フォー（タイ産、フォー以外すべて国産）

・フジロックでの出店場所：
AVALON

・フジロック出店回数：
初

・nano食堂オーナー・中村直様から一言
「ひとくち食べて「はぁ〜生き返る〜」と言ってもらえる食事、大切な人に食べて欲しい、安心で元気が出る料理を心がけてます。フジロックは自然と一体化したフェス、体調を崩してしまっては大変です。疲れた時、寒い時は温かい汁麺を、暑い時は甘酸っぱい自家製シロップのカキ氷を…。お父さんお母さんもひと休みしていってください。リンゴのお酒・生シードルや、自家製シロップのチューハイもありますよ。」

たこやき

お店⑥ たこ焼発祥のお店　大阪玉出　会津屋

創業昭和8年、ミシュランガイドで2年連続ビブグルマンに選ばれた、たこ焼き発祥のお店「会津屋」。シンプルで旨味のあるジューシーなたこ焼きをそのまま食べるスタイルを代々守り続けてきたのは‘手軽であることにこだわりたい’という初代の信念を重んじているからこそ。料金も安く、冷めても美味しい「たこ焼き」がフジロックに初出店！　これまで有りそうでなかった屋台の代名詞とも言える、子どもも大人も大好きなたこ焼きが、ついにフジごはんのメニューとなって本場大阪から登場する。

・【こどもフジロック】おすすめメニュー：
​たこやき／販売予定価格¥500

・原材料名：
タコ／小麦粉／卵／天かす／鯖節／鰹節／醤油／塩／砂糖／調味料

・フジロックでの出店場所：
OASIS

・フジロック出店回数：
初

・お店から一言
「今回初出店となります。たこ焼き発祥のお店会津屋です。美味しんぼにも紹介されました。たこ焼きは和風だしの生地で焼き上げていてソース、マヨネーズもつけないのでカロリーも低く、手もよごさないので小さいお子様にも気軽に食べていただけます。」

メンチカツ

お店⑦ お肉カフェ　オーガニック　アースガーデン

東京・奥多摩の大自然の中にある「森のカフェ　アースガーデン」。今回ご紹介するメニューは、別名‘黒いダイヤモンド’または‘鹿児島の至宝’と呼ばれる鹿児島県産の六白黒豚を使用したジューシーな味わいの「メンチカツ」。安くて美味しいものを提供したいという店主の思いから、価格は¥400とリーズナブルに設定されている。また、お爺ちゃんの育てた奥多摩名産の山葵を使った辛くないコロッケも販売される予定。さあ、子どもたちよ。アヴァロンに来たら黒豚パワーでエネルギー補給だ！

・【こどもフジロック】おすすめメニュー：
六白黒豚のメンチカツ／販売予定価格¥400

・原材料名：
・鹿児島契約農家産六白黒豚／玉葱／塩麹（自家製）／卵／片栗粉／塩（乙姫塩）／小麦粉／パン粉

・フジロックでの出店場所：
AVALON

・フジロック出店回数：
初

・お肉カフェ　オーガニック　アースガーデン・榎戸恵彩様から一言
「東京の端っこにある自然豊かな奥多摩でカラダにいい六白黒豚を提供しています。初出店になるフジロックでは、メンチカツにして提供するほか骨付き揚鶏は子ども大好きですよね！　大人にはバッファローソースもご用意しています。またBARカウンターを設けて大人も楽しめるように豊富なお酒のラインナップでフジロックを盛り上げたいと思っています＼(^o^)／　パクチー大盛りのガパオライス（なしもOK）奥多摩わさびをのせた冷し汁ご飯もオススメ！　お待ちしていま〜す！！」

デザート

お店⑧ KANNON COFFEE

愛知県・名古屋市内にある大須観音近くにあるコーヒーとお菓子のスタンド「KANNON COFFEE」。その姉妹店であるKANNON BAKEで焼いた「ベイクドチーズケーキ」の他、なるべく自然のものを使い、‘作れるものは作る’をモットーに安心な食材と季節の果物を使用したスウィーツとドリンクを携えてフジロックに初出店！　ご主人は長年フジロックに来場するフジロッカーで‘いつかは苗場でお店を’と思い続け、今年それが現実となったそう。大人は美味しい珈琲を、子どもにはフレッシュなジュースやスウィーツを！

・【こどもフジロック】おすすめメニュー：
ベイクドチーズケーキ／販売予定価格¥350

・原材料名：
クリームチーズ／サワークリーム／生クリーム／卵／コーンスターチ／バター／麦

・フジロックでの出店場所：
OASIS

・フジロック出店回数：
初

・KANNON COFFEE・オーナー道川様から一言
「お子様でも楽しんで頂ける、焼菓子やクレープなどお持ちしますので、疲れた時、甘い物が欲しい時は是非立ち寄って見て下さい。コーヒー以外にも、ノンカフェインのカンノンオリジナルの創作ドリンクもたくさん用意してお待ちしています！」

取材にご協力くださった全店舗の方とお話させていただきましたが、今回ご紹介した８品はどれもすべて美味しそうですし、体に優しそうなお料理ばかりです。また、原材料をすべて公開していただくことにも快く応じてくださいました。お子さんだけではなく、アレルギーを持った大人の方の不安を少しでも軽減できたらと願っています。

しかしながら、ご紹介した内容に急な変更があるかもしれません。メニューの詳細はそれぞれの屋台で直接お店の方にお尋ねくださいね。

その他、フジロック開催中のレポートや耳より情報は、現地・苗場から【こどもフジロック】Facebookにてリアルタイムでお届けする予定です。今回ご紹介した全店舗制覇を目指し、食レポもお届けしたいと考えています。皆様の「このお店のごはん、食べたよ！」などの声もぜひお聞かせください。

それでは皆さん、今年のフジロックでも美味しいものをたくさん食べて、自然の中でいっぱい遊んで、大好きな音楽に触れる時間を子どもたちと共有し、ありったけの体力を振り絞って、助け合いながら楽しみましょう！

写真提供＝全掲載店及び会社
文＝早乙女‘dorami’ゆうこ

＜こどもフジロックFacebook＞では、役立ち情報のシェアを呼びかけています。子連れで不安に感じていることなどを、子連れ参加経験のある方には体 験談をシェアしていただくことで、子連れ参加がしやすくなるようにするための【こどもフジロック】企画。多くの方の参加をお待ちしております！