未経験母の抱く疑問
■子どもたちの居場所
長谷川母さん:フジロックは雨でドロドログチャグチャビッチョビチョになるって聞くけど、そういう時、子どもはどうしてるの? 屋根がある場所なんてないですよねえ?
齋藤父さん:ないねえ。
ゲートから乳児テントのあるキッズランドまでは人混みを想定すると大人の足で30分はかかるので、荒天時にどう動くかのシミュレーションは必要だと思います。
長谷川母さん:雨で中止になったりするの?
雨天中止はなく、バケツをひっくり返したような雨の中でもオーディエンスは音をじっと聴いていますが、子連れ参加ならば状況を見極める必要があるかと。
長谷川母さん:子どもには無理よねえ。パラっと程度なら涼しくなっていいけどね。
■場内での飲食
長谷川母さん:お食事のエリアは?
ゲート入ってすぐに場内最大のホスピタリティ・エリアのオアシスや屋根付きフードコートのオレンジカフェ、アヴァロン・ステージの裏やフィールドオブヘブンのエリア後方、場外にも飲食店は充実していてミシュランの星を持つ日本料理の店などもありますよ。
長谷川母さん:そうなんだ!
齋藤母さん:キッズランドで食べるものがなくて困ったという話を読んだことがある。
長谷川母さん:遊んでいる場所から食べ物のある場所に移動するのは結構大変だね。持ち込み禁止?
禁止はされていませんが夏なので傷んでしまうのが怖いですよね。クーラーボックス持ち込んでいる人もたくさんいますけど子連れでそれは…
長谷川母さん:重すぎる。
■トイレ
長谷川母さん:トイレは?
山なので簡易型が設置されています。昨年からは子連れも利用できる優先トイレが設けられたので待っても数人でした。
長谷川母さん:それはいいですね。すごく待つとしか聞いたことなかったから。
■迷子
長谷川母さん:迷子は?
昨年は夕暮れ時に場内アナウンスを一度聞いたような気がします。親の電話番号を書いた養生テープを子ども服に貼ったりと工夫されていますね。
長谷川母さん:全身に書いておきたい!
■宿泊/キャンプとオフィシャルツアー
長谷川母さん:キャンプ場が快適じゃないとも聞いたことがあるなあ。
齋藤さん:子連れが一番快適な一泊って何だろう?
長谷川母さん:キャンプサイトにファミリーエリアがあったらいいのにね。
キャンプならオートキャンプ専用のムーンキャラバン、そしてキャンドルジュンさんがプロデュースしているピラミッドガーデンはファミリーに優しい平らな芝生サイトですよ。今年はどうされるんですか?
齋藤母さん:キャンプするならフジロックの会場ではない別のキャンプ場にして、フジロックには1日だけ行って前後キャンプにしようかって相談してるんだよね。
それはいいアイディアですね! 伊藤家の昨年の宿泊は?
伊藤母さん:うちはオフィシャルツアーで申し込んでエンゼルグランディアに泊まりました。朝食はバイキングで、プールもあるし、子ども向けアクティビティもたくさんあって最高でした。蛍を見に行くツアーもあったみたい。
長谷川母さん:「(フジロックへ)行かな〜い」とか言いそうじゃない?
伊藤母さん:でもうちはそのホテルのおかげで息子が喜んで。フジロックよりもホテルが一番楽しかったって(笑)。
齋藤母さん:会場からは近いの?
伊藤母さん:ちょっと離れてて、湯沢駅からシャトルバスを二回乗り継いで行ける。
■駐車場、シャトルバス
齋藤母さん:駐車場はいくら?
三千円です(1日/1台)。駐車場には場内、場外とあって、場外は数カ所あり、それぞれの駐車場から会場までをシャトルバスがピストン輸送していて、値段はどこも同じです。
長谷川母さん:なるほど、そういうことか。シャトルバスは頻繁?
伊藤母さん:頻繁、頻繁。でも結構並ぶと聞いてたからそこが一番の懸念事項やったんやけど、居合わせた旅館の人のご厚意で乗せていただけたりもして楽やった。
フジロックのお客さんも地元の方たちも優しいですよね。子連れで嫌な思いをした話を聞いたことがないです。子どもがダーッと近づいていっても見知らぬ人がハイタッチをしてくれたりして。
伊藤母さん:確かに子どもの方が人と仲良くなるのが早かった気がする。意外と子どもきっかけで会話できたりした楽しみがあったね。自分が最初萎縮してただけで、嫌な思いも全然せずに普通に過ごせました。