今年の<FUJI ROCK FESTIVAL ’19(以下、フジロック)>まで、残すところあと少し! <フジロック>の楽しみには、音楽や大自然、仲間と楽しむお酒など、様々なものがありますよね。そんな<フジロック>を盛り上げるべく、今年も会場内には様々なフードやアルコールブランドが出店します。中でも会場での定番のお酒のひとつと言えば、「ZIMA」です。これまで何度もフジロックに参加してきたZIMAは、今年もフジロックを会場でサポート。この夏は通常のZIMAに加えて、この秋の発売を予定する新フレーバー「ZIMA zero&dry」の先行販売も行なわれます。

そこで今回は、毎年フジロックに参加しているモデル/女優の武智志穂さんと、国内外の多くのフェスに足を運ぶフェスのエキスパート、津田昌太朗さんに集まってもらい、<フジロック>の魅力や会場でのあるある話を楽しみながら、「ZIMA zero&dry」を試飲してもらいました!

Interview:武智志穂×津田昌太朗

津田 実は僕、武智さんを<フジロック>の会場で見かけたことがあるんですよ。

武智 えーっ?! 会場では酔っぱらっていることが多いので、恥ずかしいです(笑)。

津田 いえいえ、フェスは自由に楽しめる場所ですから!

――お2人が<フジロック>に初めて向かったのは、津田さんが2006年、武智さんが2010年のことだったそうですね。

津田 2006 年は、マキシマム ザ ホルモン好きの友達とB’z 好きの友達を、洋楽好きの自分が無理やり誘い出して、一緒に参加したんです。日本の音楽以外あまり聴かなかった2人が、3日間一緒に過ごす中で明らかに何かが変わっていったのをよく覚えています。でも、あの年の一番の思い出は……初日に雨でテントが流されたことですね(笑)。それでも、その後レッチリのライブを最前列で観たりと、過酷な環境であることを忘れてしまうくらい<フジロック>の楽しさを感じて、次の年からも行くようになりました。

0716_zima_01 武智志穂と津田昌太朗が語る「フジロックあるある× ZIMA」大人のZIMAで一足先にフジロックに乾杯!

武智 私は大阪出身なんですけど、初参加した2010年は上京した年でした。その年に、雑誌の企画で<フジロック>に行けることになったんです。長靴も履いて、カッパも持って行ったんですけど、カッパの丈が短かったので、長靴の中までびしょびしょになって……。でも、<フジロック>の非日常的な雰囲気に魅力を感じました。あと、私はそれまで海外のアーティストのライブを観たことがなくて、その年の金曜日に出ていたミューズも詳しくは知らなかったのに、そのライブが本当に凄すぎて……!あれはリスナー人生が変わるような体験でしたね。

津田 2010年のミューズ、すごくよかったですよね!

武智 そうなんです!それからミューズの来日公演があるたびに行くようになりましたし、<フジロック>にも毎年行くようになったんですよ。

0716_zima_02 武智志穂と津田昌太朗が語る「フジロックあるある× ZIMA」大人のZIMAで一足先にフジロックに乾杯!

津田 <フジロック>は、当時の自分にとって新しいものに出会える場所でした。お酒の飲み方もここで覚えたし、それまで海外のロックとダンス・ミュージックばかり聴いてた自分が、色んな音楽に触れる機会にもなったし。それに、アウトドアも、僕は<フジロック>に行くまでは興味がなかったんです。でも、<フジロック>に行って、アウトドアにもお洒落を楽しむ文化があることを知ったり、アウトドアグッズを徐々に買い揃えたりするようになりました。

――音楽だけでなく、色々な面で新しいものに触れられる場所だった、と。

津田 最初は音楽だけを目的に向かったのに、それだけじゃない楽しさを知ったというか。

武智 私ももともと、音楽の趣味は広くなかったんです。でも、<フジロック>に行くなら色々予習をするじゃないですか。そこで色々な音楽を知ることも多いので、ブッキングしている方々はすごいな、といつも思います。今では、一年で一番楽しみにしているお祭りですね。

津田 僕も、<フジロック>に合わせてスケジュールを組んでいますよ。なので、世界中のフェスを回っていますけど、この時期だけは世界の他のフェスには行けないんです(笑)。

――これまでの<フジロック>での思い出というと? お酒にまつわるエピソードでも、ライブのことでも何でもいいので教えてもらえると、みなさんの「フジロックあるある」のようなものが出てくるんじゃないか、と思うのですが。

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武智 私は普段からお酒が好きで飲むんですけど、2015年にミューズが出たときに、楽しくて飲みすぎて、人生で初めて記憶とバッグをなくしました(笑)。バッグの中にはお財布も家の鍵も全部入っていたのですごく焦りましたね……。でも、翌朝、落とし物センターに行ったら、バッグが届いてたんです!こんな大惨事があっても「また来たい」と思えるのは、<フジロック>だからだと思います。あと、2017年に大好きなビョークを<フジロック>で観れたのは嬉しかったですね。その後、20周年のときのシガー・ロスにも感動して。実は、<フジロック>をきっかけにアイスランドに興味を持つようにもなったんです。アウスゲイルもそうですけど、「こんな人たちを生む国って、どんなところなんだろう?」と思うようになりました。

――へええ、<フジロック>から広がったんですね!

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津田 みんなそれぞれ、ステージごとに自分の好きな場所があったりもしますよね。たとえば僕の場合は、レッド・マーキーだと、ステージの右側は出入りの導線がなくて落ち着いて観られるので好きです。でも、右過ぎると雨が降っていたら結構濡れるので、PAの右隣で観るのがいいな、とか。ホワイトも、人の流れが少ないし、音もいいので右側が好きなんですよ。その日の天候を踏まえたうえで好きな場所を探すのもすごく楽しいです。あと、夜にパレスでお酒を飲んでいると、知らない人と仲良くなったりしますよね。結構、アーティストも会場を歩いていますし。

武智 ホテルに帰ろうと思ってレッド・マーキーの横を通ったら、yahyelがすごくかっこいいライブをしていて、こんなアーティストの方がいるんだ、と感動したこともありました。

津田 <フジロック>あるあるですね。全然帰ろうと思ってない(笑)。

武智 あはは。最後まで楽しみたくて、つい寄ってしまうんですよね。

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――今年の<フジロック>で楽しみにしていることは?

津田 僕の場合、ストーリーに惹かれるところがあるんです。そういう意味では、Tempalayは以前フジに出たとき、ボーカルの小原綾斗さんが指を骨折していたんですよね。それで、他のバンドのメンバーがギターを弾きにきたりしていて。なので、今年のライブも楽しみです。あと、ずっと真夜中でいいのに。はフェス初出演なので気になりますし、ステラ・ドネリーもすごく楽しみです。この人、お洒落なんですよね……。一番可愛いと思う(笑)。

武智 サブリナ・クラウディオよりも?! ええー、まだチェックできていなかったです。

津田 ジャネール・モネイやアン・マリーも楽しみだし、Siaも世界的には今年はフェスにあまり出ていない中での出演ですよね。あとは、レッド・ホット・チリパイパーズ。

武智 最初は「スペルミス……?」と思いました(笑)。私は、もともとMitskiが好きなんですけど、この間の来日公演は仕事で行けなかったんです。その前のライブは観ることができたんですけど。なので、今年のフジロックも楽しみです。あとは「いつかライブが観たい!」と思っていたヤエジも、ザ・コメット・イズ・カミングやクルアンビンも、Siaもマーティン・ギャリックスも、ケミカル・ブラザーズも……。楽しみな人はたくさんいます。

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――今年は<フジロック>会場で、この秋発売予定の「ZIMA zero&dry」が数量限定で先行販売されます。このフレーバーはアルコールが通常のZIMAよりも高めの7%で、甘さは控えめ、糖類&人工甘味料&プリン体ゼロの「大人のZIMA」なのですが、実際に飲んで感想をもらえますか?

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武智 あっ、美味しい! 飲み口がさらにすっきりしていますね。

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津田 本当ですね。全然甘くない。でもちゃんとZIMAのフレーバーは感じられるし、こっちの方がフェスでは飲みやすいかもしれない!

武智 「暑いときにたまらんやつ」ですね(笑)。これは酔っぱらってしまいそうです。

津田 朝から飲めそうですよね。<フジロック>の2~3日目のように、前日遅くまで飲んだ次の日にもちょうどいい気がします。ビールだけ飲むというタイプではいので、<フジロック>ではZIMAをよく飲みますね。

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武智 私も、ビールが飲めないので、会場ではZIMAかホットワインを飲むことが多いです。なので、私が<フジロック>で酔っぱらっているのは、ZIMAなんです(笑)。ZIMAは普段から好きで、レモンやライムを入れて、家でも飲んでいます。美味しいし、飲みやすいし、しつこくないし……。大好きですね。人工甘味料がゼロなのもとても嬉しいです。

――最後に改めて、「フジロック×お酒」の魅力について、お2人がどんなことを感じているか教えてもらえると嬉しいです。

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津田 最初にも話したように、僕は<フジロック>でお酒の飲み方を覚えたんです。いわゆる飲み会じゃないお酒の楽しみ方を教えてくれたのは<フジロック>ですし、色んなお酒の飲み方を覚えたのも<フジロック>ですし。全然強くないので、いまだに失敗してしまうこともありますけど(笑)。

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武智 でも、それも含めて楽しみ方のひとつなんですよね。あと、これは私もですけど、日本人って人前で思いきり踊ることは恥ずかしかったりするじゃないですか。お酒はその心の壁を取り払ってくれる、いい意味でハメを外させてくれるものなので、音楽やフェスを楽しむための魅力的なツールだと思います。人と仲良くなるきっかけにもなりますよね。

――そこで音楽仲間ができたり、色々な繋がりが生まれる、と。

津田 そうそう。<フジロック>で、夜になると仕事を終えたスタッフの人たちもお酒を飲んで音楽を楽しんでいたりするのも、僕はすごく好きな風景なんですよ。

武智 そうですよね。色んな人達が音楽を楽しんでいる会場のあの幸せな雰囲気は、私も本当に魅力的なものだと思います。

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text&interview by Jin Sugiyama
photo by 大石隼土

津田昌太朗

Festival Life代表/ THE WORLD FESTIVAL GUIDE著者

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世界最大級の音楽フェス「グラストンベリー」に参加したことがきっかけで、イギリスに移住し、海外フェスを横断する「Festival Junkie」プロジェクトをスタート。現在は拠点を東京に移し、日本最大級の音楽フェス情報サイト「Festival Life」を運営しながら、世界中のフェスを巡っている。著書『THE WORLD FESTIVAL GUIDE』(いろは出版)。ワタナベエンターテインメント所属。
Festival Life