■7月29日(土)本番2日目
○朝
前日に続いて本番2日目も雨のスタート。バギー用のレインカバーを付ける度に西松屋へ感謝しつつ、カバーの外に出たがるドラゴンをなだめながらバギーに乗せてキッズランドへ。
母が森の音楽会のタイムテーブルを確認している間、ドラゴンはすでに森遊びを開始。まずは音の出る空き缶やフライパンを並べて木の棒で叩く自然のドラムを楽しんだ後、小さいシャボン玉から大きなシャボン玉を堪能。子どもとシャボン玉はなぜこんなにも似合うのだろう?
○昼
12時、雨は相変わらず降っていたけれど、鈴木翼さんのステージが始まって、子どもたちと大人の笑顔がキッズの森にあふれ出した!
その後、母はグリーン・ステージに用があったため、ドラゴンに「イエイ・イエイ、行く?」と尋ねると「イク」というので、ファルコンをキッズの森に残し、バギーに乗せたドラゴンを連れてグリーン・ステージへ移動。(いつからか忘れたが、ドラゴンがライブのことをイエイ・イエイと言い始めて以降、我が家ではライブ=イエイ・イエイとなっている)
降りしきる雨の中、レインカバーの中でこつぶっこを補給。
その後、バギーから降りたいと暴れ、レインコートを着て自由の身になると、またもやステージ前方へと進んで行き、雨に打たれながらステージをじっと観ていた。
その姿をしばらく後方で見守った後、そろそろ連れ戻そうと正面から回り込んでみると、ドラゴンはメロイックサインをきめて真剣な眼差しでステージを見つめていたのだ!
母は度肝を抜かれたが、周囲の人たちがドラゴンを見てニコニコしていた理由も解けて笑みがこぼれた。きっと数日前に自宅でライブ映像を鑑賞していた際、「イエイ・イエイの時はこうするんだよ」と教えたことを忠実に守っていたのだろう。ステージ上ではJake Shimabukuroが素敵なウクレレを響かせていたのでちょっと違ったけれど、2歳児なりにクールな自分を演出していたことに我が子ながら感心してしまった。
○夕方
用を済ませ、キッズランドに戻る道すがらドラゴンは夢の中へ。ケロポンズの森の音楽会が始まると目を覚ましたが、出遅れてしまったため後方で大きなお友達と一緒にライブを楽しんだ。
ライブ後もキッズランド内でひとしきり遊んでふーちんの出番を待っていたのだが、大雨が降ってきて乳幼児テントへ一時避難。その後はレインコートを脱ぎ捨てて、キッズランドのシンボルである木の滑り台へと挑戦し、母やファルコンの心配をよそに軽々と頂上まで行ってしまった。上に行かれてしまうと親は下で見守るしかないので、10mほど上空にいるドラゴンをドキドキしながら見つめるしかなかった。
何度か繰り返すにつれて疲れが出たようで、最後は滑り台の途中で足が挟まって自力脱出が不可能になってしまい、3人のお父さんフジロッカーに救助されるという事態に。これ以上は怪我をするし、周りにも迷惑と判断し、お父さんフジロッカー救助隊にお礼を言って、まだまだ遊びたいと泣き叫ぶドラゴンを抱えて撤収。ものすごく不機嫌だったものの、宿に到着する前に眠りに落ちてドラゴンの2日目は終了。
○夜
母は20年振りのAPHEX TWINを鑑賞。日本の浮世絵などのカルチャー要素を取り入れた映像演出も素晴らしかったが、あの土砂降りには参った。久しぶりに豪雨のフジロックを体感しながら、いつしかのBirthdayの時もこんな雨だったなと、それに比べればまだましかもしれないなどと過去の豪雨体験を思い出していた。