増田ダイスケセレクト:インディスターの世界から僕らは今を知り、次を予感する。

増田ダイスケ…都内でインディロックのDJとして活動後、クリエイティブディレクターとして勤務中。60s、JAZZから最新のインディロックまでレコードが大好き。

(1) RED MARQUEE :Mac DeMarco – One Another

インディそのままの存在感で世界を制した男。ポップでサイケデリックな夢見心地サウンド。インディロックとは何かを作品と存在、立ち位置で体現する男。つまりは僕らにとっての等身大の大スター。

(2) FIELD OF HEAVEN :Ben Howard – Nica Libres At Dusk

「イギリスで最も才能に恵まれた予測不能のアーティストの1人」と称される彼。全英TOP5の3作目を
提げてついに初来日する。残念ながらキャンセルとなったジェームズ・ベイに変わるシンガーソングライターの歌声に森の中できっと酔いしれるに違いない。

(3) WHITE STAGE :Parquet Courts – Wide Awake

スター凱旋!2014年以来の出演を果たす彼らは今や、インディ界のスーパースター。鬼才デンジャー・マウスの手により彩られた新作、「Wide Awake」ではファンクネスからニューウェーブまでを幅広く取り入れることに成功している。

(4)TRIBAL CIRCUS:Princess Nokia – Look And Kid

(5) TRIBAL CIRCUS:Princess Nokia – Tomboy

土曜の夜はブルックリンの彼女による極上のR&B/Hip Hopのステージへ!と思っていたら新作ではまさかのインディロックに変貌!思ったこと、やりたいことをストレートに表現する姿こそがリアル。

(6) RED MARQUEE:serpentwithfeet – bless ur heart

最近やたらとレコードショップで見かける印象的なジャケット。その人こそがボルチモア出身のエクスペリメンタルR&B/ゴスペルシンガーである彼だ。ビョークの「blissing me」手がけたことで話題となった彼。待望の初来日。

(7) PYRAMID GARDEN:WONK – Cyberspace Love

キャンドルに彩られたピラミッド・ガーデン、そこに登場する東京で一番クールかもしれないエクスペリメンタルポップバンドWONK。ジャズ、ヒップホップを基調としつつ世界リンクする彼らの音楽性は、常に「今」を表してくれている。

(8) GREEN STAGE:Anderson .Paak – Come Down

農園で働きながら機会を伺い、ドクター・ドレーの作品参加で脚光を浴びてから結局はグラミー賞まで上り詰めた男。
この先生で目撃することができるかはわからない。だけど、少なくとも今年目撃できることは事実だ。

(9) RED MARQUEE:Hinds – New For You

バンドで大事なことって何か?それは「もしかしたら僕らにもできるかも」と思わせてくれること。誰にでも平等に言いたいことを表現に変えるチャンスがあると思わせてくれること。スペインから世界を変えてくれるかもしれない彼女たちにまた会える!

(10) RED MARQUEE:Let’s Eat Grandma – It’s Not Just Me

フランク・オーシャンやザ・エックス・エックスを手がけるデイビット・レンチ、そしてザ・ホラーズのファリス・バドワン、そしてSOPHIEが新作プロダクションを手がけたロンドンの美少女デュオ。2010年代も終わりに差し掛かる今現れた魔法のようなインディポップの世界が目の前に。

瓦版編集部 セレクト:ヘッドライナーを中心にここだけは押さえておきたいメジャーアクト10組

(1) GREEN STAGE:Kendrick Lamar – HUMBLE.

今年の<フジロック>の目玉といえば、ケンドリック・ラマー。昨年はアルバム「DAMN.」が大ヒットしグラミー賞も受賞。世界中の大型フェスのヘッドライナーを務める彼が<フジロック>に帰ってくる!歌詞も含めて予習しておくと楽しさ倍増間違いなし。

(2) GREEN STAGE:Bob Dylan – Like a Rolling Stone

生きる伝説ボブ・ディランが<フジロック>に初登場。主催者・日高氏の長年の夢でもあったという彼の出演は、フジロックファンのみならず、日本中を驚かせた。ノーベル文学賞を受賞してからの初来日となるが、どんなライブをみせてくれるのか目と耳にやきつけてほしい。

(3) GREEN STAGE:N.E.R.D, Kendrick Lamar – Don’t Don’t Do It!

そして、もう一組のヘッドライナーは、ファレル・ウィリアムス率いるN.E.R.D。昨年12月に7年ぶりとなる新作『No_One Ever Really Dies」をリリース。リアーナ、エド・シーラン、そしてケンドリック・ラマーがゲスト参加し、話題を集めた。遊び心たっぷりのファレルがはじめての<フジロック>で何をしてくれるのか大いに期待したい。

(4) GREEN STAGE:Skrillex & Poo Bear – Would You Ever

今年の<フジロック>の目玉として紹介したケンドリック・ラマーの前に登場するスクリレックス。2013年にホワイト・ステージでプレイした際には、ド派手なセットを重厚なサウンドでフジロックファンを魅了したことも記憶に新しい。今年は初のグリーン・ステージで、会場をダンスフロアに変えてくれるはずだ。

(5) WHITE STAGE:エレファントカシマシ – RESTART

デビュー30周年となる昨年は紅白歌合戦に初出演したエレファントカシマシが、今年は<フジロック>に初出演。これまでに数多くのフェスに出演してきた彼らだが、初となる<フジロック>でどんなライブを披露するのか、フロントマン・宮本浩次が何を語るのか、ぜひホワイト・ステージでその瞬間を目撃してほしい。

6) WHITE STAGE:Post Malone – rockstar ft. 21 Savage

昨年、全米チャートNo.1に輝いた「Rockstar」で一躍注目を集めたポスト・マローンは<フジロック>で初来日が決定。世界中のビッグフェスに引っ張りだこのタイミングでの来日となるが、2013年にケンドリック・ラマーがホワイト・ステージで出演したときのような、のちに語り継がれるライブになるだろう。

(7) WHITE STAGE:MISIA – 君のそばにいるよ

<フジロック>初出演のアーティストが話題を集める中、最もフジロックファンが予測できなかったのが、MISIAの出演だろう。現在20周年記念ツアー(29カ所38公演)を行っているが、単独ライブとはまた違う雰囲気を味わえること間違いなし。日本を代表する歌姫が、あの名曲たちでホワイトステージを包み込んでくるだろう。

(8 )RED MARQUEE:MGMT – Kids

4thアルバム『リトル・ダーク・エイジ』を2月にリリースしたMGMTは現在ワールド・ツアーの真っ只中。そんなタイミングにちゃんと日本にも足を運んでくれる彼らに感謝!2010年の<フジロック>に続き、8年ぶりに苗場となるので、往年の名曲の復習に加え、新作もしっかり予習して臨みたい。

(9) RED MARQUEE:Superorganism – Everybody Wants To Be Famous

結成は2017年ながら、多くの海外フェスからオファーを受け、話題沸騰中のスーパーオーガニズム。イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど多国籍出身のメンバーで結成された8人組のプロジェクトで、ボーカルのオロノは日本人。今年2月の来日公演もソールドアウトの盛況っぷりで、満を持しての<フジロック>初登場となる。

(10) RED MARQUEE:King Gnu – Flash!!!

今年の<フジロック>で注目ニューカマーを1組ピックアップするなら間違いなくKing Gnu(キングヌー)。前身バンドの活動を経て、2017年の4月に活動を開始した彼らは、勢いそのままに<フジロック>の新人ステージ「ルーキー・ア・ゴーゴー」に出演。今年はそれを受け、レッド・マーキーへの出演権を勝ち取った。彼らが提唱する「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」を灼熱のレッド・マーキーで味わえる。瓦版でのインタビューもお見逃しなく!